クラブDJのつらいこと、大変なこと

ときには孤独なステージも

DJであれば誰だって「自分のプレイでお客さんに楽しんでもらいたい!」「会場を思いきり盛り上げたい!」と願いながらDJブースに入るものです。

努力の甲斐あって、選曲のセンスを評価されたりお客さんが喜んでいる姿を見ることができたりしたときには、この上ない幸せを感じることができます。

しかし、当然、毎回思うような反応が返ってくるわけはありません。

盛り上がると思ってかけた曲なのに会場の空気がいまいち盛り上がらなかったりお客さんが全然踊ってくれなかったりすると、DJとしてはつらい立場に立たされることになります。

自分自身のテンションも下がりますし、主催者の印象が悪くなると次の仕事が来なくなるというリスクもあるのです。

また、集客そのものに失敗して、イベント会場にお客さんが集まらないということも珍しくはありません。

こうなると会場の空気がしらけるだけでなくチケット収入が少ないことから手元に残るお金も減ってしまうので、ダブルで痛手を負うことになります。

これを防ぐためには、日ごろからたくさんの友人を作ってイベントのたびにチケットを売ってまわるという努力が必要になるのですが、人によってはこれも大きなプレッシャーになってしまうことがあります。

不安定な生活のなかで

DJは、企業に正社員として雇ってもらっているサラリーマンとは待遇が全然違います。

一本のステージごとに報酬をもらうという不安定な生活を送っている人が大半ですし、特定の店舗と専属契約を結べたとしても年収は極めて低いということも珍しくありません。

来年の仕事が保障されているわけではなく、住宅手当や扶養手当などがつくわけでもありません。

この仕事だけで余裕を持って生活していける人は本当に一握りで、多くの人が不安を感じながらも「好きな音楽を仕事にしたい!」という気持ちで踏ん張っているのが現状です。

結婚して扶養すべき家族ができたときに転職を考える人もいます。この業界でDJとして長年続けていくのは、相当な努力と覚悟が必要なのです。