クラブDJのプレイスタイル

DJのプレイスタイルはさまざま

クラブDJは飲食店やクラブ、パーティ会場などでBGMを選曲して流すのが主な仕事です。

DJと聞くと、「ヘッドフォンを片耳にかけて手でレコードをこすっている」というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか?

ですが近年はそのプレイスタイルも多様化しています。

ここでは、

1.レコードを使っているDJ
2.CDを使っているDJ
3.PCを使っているDJ

の3つのスタイルを紹介します。

1.レコードを使っているDJ

昔から活動しているDJのなかで主流となっているのは、このレコードを使ったDJです。

大きな黒い円盤形のレコードをターンテーブルという機材に装着して回転させ、レコード針を落とすことによって音楽が流れます。

ターンテーブルは通常2つ用意してあり、左右に違う曲が配置されています。

2つのターンテーブル間に、両方の音を支配するためのDJミキサーといった機材があり、このDJミキサーに双方のターンテーブルを繋ぎ、低音、高音と曲の音質を調整していきます。

DJミキサーには、会場に出力する音とヘッドフォンの中に聞こえる音を分けて調整できる機能が備わっているため、左右のターンテーブルで流している2つの曲を上手くミックスしていくことができるのです。

曲と曲の間でブツッと途切れさせることなく上手につないでいくのがDJの腕の見せ所です。

レコードを使ったDJは最もオーソドックスなスタイルです。

レコードというアナログな音源を扱うことによる難しさもある一方で、そこに面白さややりがいを感じている人も多く、DJらしいビジュアルもあることから、今も根強い支持を受けています。

2.CDを使っているDJ

CDの場合は十年以上前から浸透してきており、今では多くのクラブやレコードにCD用の機材が設置されています。

レコードではなく、CDを挿入し、曲のBPM(速度)やトラックを設定することができます。

自分のPCの中でお気に入りの曲を何曲も詰め込んだCDが作れるので、初心者でも安心してプレイすることができます。

重たくて持ち運びが大変で取り扱いにも細心の注意が必要なレコードに対して、軽くて小さいのにたくさんの音源を詰め込めるCDには大きな利点があります。

CDはレコードよりも経済的というメリットもあります。

3.PCを使っているDJ

近年になって一気に増えてきたのがPCのDJです。

PCにDJができるアプリケーションを入れることにより、PC内で音を加工したり、先に曲のBPMを合わしておくことができるので、計画的で安定性のあるDJプレイを行うことができます。

さらに、CD以上にたくさんの音源を持ち運ぶことができるので、ノートパソコンひとつあればイベントに合わせてさまざまな選曲をすることができるのです。

会場にはノートパソコンだけ持ち込み、DJミキサーと接続するだけでDJが始められます。

現場で長年の経験がなくとも、音楽を間違えず流せたり、PC内でさまざまな加工ができるので、今では多くのDJたちに人気のスタイルです。

ただし、PCの場合はデータがクラッシュしたときのリスクに備える必要があります。

CD、PCのデメリットは

CDやPCを使ったDJは、レコードのDJに比べると動きがなくて地味に見えるという難点もあります。

また、レコードを使っているDJからは、「会場やお客さんに合わせた選曲が即座にできないのでは」「音質がレコードとは異なる」といった意見も一部にあります。

長年レコードDJをしているベテランからは、レコードDJは喜ばれたりかわいがってもらえる傾向にあるようです。

「何を優先させるか」を考えながら、プレイのスタイルを決めることが大切なのです。