中学校教師のやりがい

生徒の成長を身近で感じられること

心身ともに成長が著しい中学生は、日々変わります。学習面でも部活動でも、できなかったことができるようになったときに見せる表情は何とも言えません。

どの生徒も、喜びに満ちた、本当に良い顔をします。

また、以前は取り組むことを躊躇していた子どもが積極的にチャレンジするようになったり、周囲の気持ちを考えて譲ったり我慢したりできるようになる姿も、その生徒の内面の成長を感じて嬉しくなります。

このように、生徒たちが成長していく姿を隣で見守ることができることこそ、中学校教師の最大のやりがいでしょう。

一年間でもそうですから、三年間では、ずいぶんとたくましく、立派に成長します。

入学式の、期待と不安が入り混じった緊張した表情とは別人のように、自信溢れる卒業式の折の顔を見ていると、毎年、大きな感動に包まれます。

生徒と感動を分かち合えること

中学校生活の山場は、それぞれの行事です。体育祭や文化祭(合唱コンクール)といった行事はクラス単位で活動するため、行事を終えるころには深い絆が生まれていることを感じられます。

一人ひとりの心を重ねて、団結するまでには生徒同士の衝突があったり、準備・練習が思うように進まなかったりと苦労するのですが、その分、みんなで乗り越えたという実感は、まさに「青春」そのもので、何度経験しても心を動かされます。

「やった」「がんばった」という満足感・達成感と、仲間意識を生徒と共感できる点は、まさに中学校教師の醍醐味です。

いつまでも感謝されること

在学中はもちろん、卒業しても中学校に遊びにきてくれたり、年賀状をくれたりする生徒がいます。「先生が担任でよかった」とか、「先生に教えてもらったから数学が好きになった」などという言葉は何よりの「ご褒美」です。

また、在学中は心が不安定で問題行動を起こすなど、指導が大変だった生徒が大人になって「あのときはありがとう」と言ってくれることもあり、とても嬉しいです。

生徒と向かい合っている間はとにかく無我夢中で、率直に言ってくじけそうになることもあるのですが、後々、思いがけない形で感謝の念を示されることもあります。

自分が一生懸命に働きかけたことが、生徒の心の中にいつまでも残っていたと分かる瞬間に、中学校教師になって本当によかったと思います。

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