中学校教師の大変なこと、苦労

忙しすぎること

ニュースなどで報じられている通り、どの校種でも教師という仕事はとにかく忙しい職務です。

中学校は教科担任制ですが、授業のない時間には生徒の日誌や課題(書き取り、ドリル、プリントなど)に目を通してコメントを入れたり、授業で使う資料を印刷したりと事務仕事に追われます。

特に担任をしていると、提出物の確認をしたり通知表などの配布物を作成したり、副担任よりも多くの事務作業をこなすことになります。

もちろん、日中にやり遂げられなかった仕事は放課後に回すのですが、部活動の指導があるため生徒たちが下校してから、いわゆる残業として取り組みます。

しかし、生徒が問題行動などを起こすと、緊急の職員会議が開かれることもあり、ますます放課後に済ませるはずの事務が後回しになります。教材研究のように、個人的に学校外でもできる仕事は当然、持ち帰ってやらなければなりません。

土・日・祝日や、夏休みなどの長期休業中も部活動の指導があるために、休日として過ごせることは稀です。

生徒指導

思春期の多感な時期ですから、生徒の起こすトラブルも増えます。

暴力行為に関して言えば、文部科学省発表のデータによると、学校内外での発生件数は小学校7,175件、高校9,442件に対して中学校は格段に多い39,282件です。

このうち、対教師暴力は国・公・私立の学校合わせて小学校では2.2%の学校で、高校では10.2%の学校で報告されていますが、中学となると18.8%にも上り、全国約2割の中学校で教師が被害に遭っていることになります(平成23年度)。

同資料のいじめに関する発表を見ると、いじめの認知(発生)件数は小学校33,124件に次いで中学校は30,749件と多く、高校6,020件の約5倍となっています(平成23年度)。

問題行動が見られる生徒たちの心に寄り添いながら、社会に出るためには守るべきルールがあることを教え諭すことは、どんなにキャリアを重ねても難しい指導の一つです。

保護者とのやりとり

近年、「モンスターペアレント」という呼称が広く知られるようになりましたが、保護者からの要望やクレームに対応することも大変です。

保護者の我が子への愛情は充分に理解でき、また共感もできるので話をじっくりと聞くようにしますが、学校は公共の場であり集団生活なので、個々の要望に応えられないケースもあります。

学校側の立場や事情を説明し、理解と協力を促すには労力と時間を要します。また、働いている保護者が多いため、電話にしろ家庭訪問にしろ、夜遅い時間帯になってしまうことも。

しかし、避けては通れないことですので、今日も全国の中学校教師たちは「少しでも生徒のためになるのであれば」と奮闘しています。

仕事体験談