中学の国語教師になるには

教職課程が設置されている大学へ

中学で国語を教えるためには中学校教諭一種免許状(国語)を取得することが必要です。

教育学部の国語教育専攻や文学部の国文学専攻であればどこの大学でもほぼ取得できます。

中高一貫校や中高一括採用を実施している自治体の採用試験を受けることを視野に入れ、高等学校教諭一種免許状(国語)も併せて取得しておくといいでしょう。

教育学部出身者が多い傾向に

義務教育である中学校の教員は教科指導以外にも生徒と関わる面が多くなってきます。

運動会や修学旅行などの行事や委員会活動などさまざまな場面で生徒の指導にあたる必要が出てくることから、中学の教員を目指す人は教育学部の出身者が比較的多いです。

各自治体の教員採用試験でも教職教養が課せられているため、教育学そのものを学ぶことが必要になってくるのが大きな理由であると考えられます。

志願者も採用数も多め

公立の教員採用試験において国語科の受験者数は比較的多めです。

科目別の定員は発表されていませんがコマ数の多い科目であるため、合格者もそれなりに出ていると考えていいでしょう。

また女性教員の多い科目でもあるため、産休・育休による欠員が出やすいのも特徴の一つです。

残念ながら正規教員として採用されなくても、まずは非常勤講師として希望の自治体に登録し、教壇に立つチャンスを得て経験を積み、次回の採用試験に臨みましょう。

私立での勤務を希望している人はまず私学適性検査を受け、面接のチャンスを得ます。

併せて各校の募集要項を見ながら個別に履歴書を送るなどして積極的に試験を受け採用を目指しましょう。

ただし、私立の中学校は高校が付属している場合がほとんどであるため、高校の免許状は必須です。場合によっては高校で教えることになることもあります。

あらゆる場面で作文指導を実施

高校に比べて作文を書かせる機会が多い中学校では添削等を国語科の教員が担当することも珍しくありません。

とくに対外的な場面に出す作文は徹底した指導を任されます。このあたりを自覚し、自身の文章力のトレーニングを怠らないようにしましょう。

書写を担当

高校の国語教師との大きな違いは硬筆、毛筆の指導があることです。

高校では芸術科目として書道科が存在するため、書写指導は中学の国語教師ならではの特徴であるといえます。

当然指導できるレベルの実力が必要です。こちらのトレーニングも確実にしておきましょう。

多くの場合、冬期休業中の課題として書初めが課せられており、年明けの作品回収や優秀作選定、掲示等の責任者になることもあります。

学校全体の掲示物を担当することも

中学校の国語教師は達筆を買われ校内の掲示物や行事で使う表示等の作成を頼まれる機会がかなり多くなります。

これは教科外の業務であるため、場合によっては時間の確保ができず遅くまで残って仕事をすることになる場合も珍しくありません。

仕事体験談