中学校教師の教育実習

教育実習の履修条件

教育実習は、学校現場で教育実践をすることで、教職への適性や情熱があるかを考える貴重な機会です。

小学校から高校の間に、教育実習生の授業を受けたり、部活動などで実習生と接したりした経験を持つ人が多いことから、教育実習のイメージは抱きやすいことでしょう。

「教育実習」も教職課程の一科目です。履修するに当たって、どの大学・短大でも次のような条件を満たさなければなりません。

具体的に、ある大学の例を挙げます。

まず、「教育実習」を履修の前年度(三年生時)に「教育実習校登録」を行なった上で、「教育実習事前指導」という科目を履修し合格していないと、教育実習には行けません。

また原則として、教職に関する主要科目のうち4単位を修得し、さらに「教育原理」、「教育心理学」4単位のうち2単位以上修得済みである必要があります。教科に関する科目の条件では、専門科目の単位を修得済みであることが挙げられています。

もちろん、「教育実習」履修登録前までに、「卒業見込みとなる条件」と「教員免許状取得見込みとなる条件」を満たしていることが前提です。これは、卒業や教員免許に必要な科目の単位が漏れなく修得できていることを意味しています。

中学校教諭一種免許状を取得する場合には、教育実習履修の前年度までに「介護等の体験」を完了していなければなりません。

以上、これらの条件を満たしていれば教育実習に行くことができますが、なにぶん相手のあることですから、真剣に教職を目指す学生であることが一番の条件と言えるでしょう。

実習校へ依頼

教育実習は原則的に出身校に依頼しますが、実習先の都合で断られたり、転居などで出身校が著しく遠くなってしまっているといった事情があったりする場合は、大学・短大の付属中学や通える範囲の中学校にて教育実習を行なう人もいます。

また、中学校と高等学校両方の免許取得を目指している人は、高校にて教育実習を行なっても中学校の免許も併せて取ることができます。

教育実習期間は2〜3週間で、実習校によってばらつきがありますが、例年5月〜11月までの間に実施されます。個人的に実習希望校へ電話連絡をし、必要関係書類持参の上、実習依頼の訪問をします。

実習

実習が始まってからは、先輩教員の授業を見学したり、校長・教頭先生から学校全体のことや生徒のことなど教育現場に関わる話を聴いたりします。

指導教諭がついてくれるので、その先生の指示に従い、授業をします。小テストの採点や提出物の確認、日記や作文への朱筆入れなどを体験させてもらうチャンスも。

給食・清掃、部活動といった授業外で生徒と接する時間も設けられます。

実習の終盤には「研究授業」を行ない、指導教諭の他、校長・教頭先生や同じ教科の先生方が授業を参観してくださり、授業後には振り返りの会が開かれます。

授業者として反省・感想を述べ、参観した先生方から指導・助言をいただきます。実習前に配布された「教育実習日誌」に毎日、実践内容等を記入し、指導教諭にコメントをいただきます。

実習が終わってからこの日誌を大学・短大に提出し、担当教官から実習の評価を受けて単位を修得し、実習を終えます。

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