海外留学で視野を広げ、技術を学ぶ
調理師は、日々さまざまな飲食店などで料理を作りながら腕を磨き続けることができますが、なかには海外へ留学して調理技術を学ぼうとする人もいます。
世界には一流レストランが多々あり、また、日本とは食材や食の歴史、食文化も大きく異なります。
そのような場所に生活しながら視野を広げ、高い技術を持つシェフや料理人の下で学ぶことで、調理師としてのさらなるステップアップが望めるでしょう。
もちろん、海外留学は必須ではありませんが、時間やお金に余裕があるならば検討してみてもよいでしょう。
専門学校で留学制度があるところも
調理師の専門学校のなかには、海外に姉妹校やグループ校を持ち、留学希望者に対して海外留学のサポートをしてくれるようなところもあります。
そこでの留学先はアメリカ、フランス、ドイツ、イタリア、オーストリア、ベルギーなどさまざまですが、どの国に行くとしても、留学中にはたいてい実地研修が行われます。
早くから留学を希望している場合には、将来なりたい料理人の姿をイメージしながら、留学先や留学中のカリキュラムなども考慮して専門学校選びをするとよいでしょう。
そのほか、民間企業の留学斡旋サービスを利用して、調理留学をすることも可能です。
海外で働くチャンスを掴むことも可能
海外留学をし、帰国後、留学中に身につけたスキルを生かして働く人がいる一方、そのまま海外のレストランで料理人になる人もいます。
海外のレストランで修行を積み、独立を果たして自分の店を出す例もよく聞かれます。
なお、海外では国内の調理師免許の効力はありませんが、就労ビザを取得する際に調理師免許が役立つことがあるようです。
海外でも、仕事のスキルについては、基本的に現場経験を積みながら身につけていくことになります。
また、海外で調理師として働く場合、各国の調理師免許の取得を目指す人もいます。