調理師は激務?

労働時間、拘束時間が長い

調理師の仕事はよく「激務、ハード」といわれますが、その理由の一つは、とにかく労働時間が長くなりがちなことです。

たとえば、営業時間が11:30〜22:00、ランチ営業とディナー営業の両方をしている店があったとします。

この場合、朝は9時くらいには仕込みを開始し、閉店後に洗い物や片付け、翌日の準備をすると、帰宅できるのは23時を超えることも珍しくはありません。

もちろん、複数のスタッフが交代して働く店も多くありますが、職場によっては1日12時間勤務も当たり前、場合によっては18時間ほど働く人もいるようです。

なお、ランチとディナーの間はお客さまが減る「アイドルタイム」となり、この時間に休憩をとるケースが一般的です。ただし、あまりに忙しい日などは、休む間もなく働き続けることもあります。

とはいえ、すべての店が過酷な環境というわけではありません。店によってだいぶ実態は異なるようです。

修行中や、新人時代は大変

料理の世界は昔も今も変わらず、師弟関係で成り立っています。新人調理師は、いつでも先輩の仕事ぶりを間近で見て、技術を盗みながら徐々に成長していくのです。

そのため、基本的に先輩の言うことは絶対です。最初の1年間はずっと洗い物ばかり任せられたり、同じ食材の下準備だけを続けるといったこともあります。

「雑用」ともいえそうな単調な作業を続けるのは非常に厳しいですが、その厳しさを乗り越えた人だけが、難易度の高い仕事まで任せてもらえるようになります。

また、この業界はまだまだ男性が多く、ミスをしたら体育会系のようなノリで怒鳴られるようなことも珍しくありません。

こういった厳しさに耐え切れず、道半ばで夢を諦めてしまう人もいるようです。

夢や目標を持てるかどうか

調理師の仕事は長時間立ちっぱなしとなるため、足腰を痛めやすいです。また、真夏の調理場は火の熱さで汗だくになるなど、心身ともにタフさが求められます。

これだけ大変な仕事ですから、生半可な覚悟では務まりません。

「料理が好き」「料理で人を笑顔にしたい」といった強い気持ちが何よりも大切です。

現在、調理人として働いている人たちも、「1日も早く独立したい」「一流レストランの料理人なりたい」など、自分の夢や目標に向かってがんばっています。

実力主義の世界ですから、いかに成長意欲、向上心を持ち続けられるかが、この仕事を続けていくポイントになるといえるでしょう。

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