調理師の独立・開業

調理師は独立開業ができる仕事

調理師は、腕さえあれば独立開業することが可能です。

実際、いま第一線で活躍する多くの若手調理師たちも、「いずれは自分の店を持ちたい」という夢に向かって、日々修行に励んでいます。

独立開業するタイミングは人それぞれですが、飲食店の開業時に必須となるのが「食品衛生責任者」の資格です。

これは、食品の製造、加工、調理、販売を行う場合に求められるもので、各店舗に最低1名は有資格者を置かなくてはなりません。

この資格は、各都道府県が行う「食品衛生責任者養成講習会」を受講することで取得可能です。

ただし、「調理師」「栄養士」「製菓衛生師」「食品衛生管理者」などの資格を持っていれば、あらためて食品衛生責任者の資格を得る必要はありません。

独立開業の知識を得るためには

飲食店は、資金さえあれば比較的開業はしやすいものの、実際に生き残れるのはごくわずかです。

ある調査によれば、飲食店開業後、3年以内に廃業する割合は約65%。さらに、未経験者が開業した場合のそれは、約90%にものぼるとされています。

独立開業を目指すのならば、料理人としての実力をつけることはもちろんのこと、成功するための知識やノウハウをしっかりと身に付けてから実行することが大切だといえます。

非常に厳しい世界ですが、本気でやろうと思えば、独立のノウハウはいくらでも得ることができます。

たとえば、一流料理人の中には、飲食業界を盛り上げるために後輩の独立をどんどんサポートしたいと考える人が多くいます。

そのため、飲食店によっては「独立支援制度」が用意されていたり、師匠となる人から直接、独立開業のノウハウについて指南してもらえるケースもよくあります。

実際に開業を経験した人の声を聞きながら修行を積む、という経験は、その後の自分の料理人としての人生におおいに役立つでしょう。

そのほか、独立開業に関するノウハウを得るために、専門学校やスクールに通う方法も挙げられます。

学校によっては独立開業を目指す人向けのコースが置かれていたり、単発のセミナーが開かれることもあります。

大切なのは、まず「こういう店にしたい」という明確な意思を持ったうえで、資金の用意、料理人としての実力アップ、開業ノウハウを得るといったように、着実に準備を重ねていくことです。

勢いだけで押し切らないようにすれば、多くのお客さまから長年愛され続ける店を作ることも不可能ではありません。

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