調香師の就職・求人募集状況

大卒有利?

香料を扱うには、化学的な知識が必要なため、化学や薬学系の大学に進んだほうが、就職に有利となる可能性が高まります。さらに修士課程以上の学歴があると、なお採用されやすいでしょう。

実際、大手の香料会社の採用実績を見ると、名のある大学がずらりと並んでいたりします。

香りを学べる専門学校では、より実地で役立つ教育が行われていますが、就職する先は一般企業なので、まだまだ大卒有利な傾向にあります。

パヒューマーは狭き門

調香師になるには、大学や専門学校を卒業した後、香料会社や化粧品メーカー、または食品会社に就職するのが一般的です。

しかし、まず香料会社の数が、それほど多くありません。日本国内で、大手・中小など含め、約100社程度とされています。

その中でも、香粧品(口に入れるもの以外)の調香師である「パヒューマー」となると、一気に数は減ってしまいます。

たとえ香料会社に採用されても、どこに配属されるかは入社してみないとわからず、フレグランス部門に行ける人はラッキーといわれています。

しかし、最近のアロマ人気も手伝って、今後はトイレタリーなどの分野で、パヒューマーの需要は高まっていくのではないかともいわれています。

日本ではフレーバリストが多い

日本の調香師の中では、フレーバリスト(食品の調香をする人)の割合が断然、高くなっています。ガムやお菓子、飲料、あらゆる加工食品などに、リアルな味を再現する仕事です。

私たちの誰もが日常的に口にしている食品は、フレーバリストによって香りづけされています。フレーバーは、お酒やタバコ、医薬品なども含まれるため、市場が大きく、仕事の幅も広いのです。

香料会社に入社すると、フレグランス部門よりも、フレーバー部門に配属される人が多いようです。

パヒューマー志望であっても、実際にフレーバリストの仕事をすることで、その面白さや奥深さを知り、やりがいを感じるという話もよくあります。