調香師の独立・開業

増えつつあるフリー調香師

調香師の多くは食品や化粧品メーカーの研究部門に所属しています。

しかし最近では企業で経験を積んだ後にフリーの調香師として独立する人も増えてきています。

とくに香粧品香料を扱うパヒューマーは調香技術に加えて関連する技術(整体、ネイル、エステなど)を複数所持し、自分だけの切り口で独立開業する人が多く、中には大きく年収をアップさせている人もいます。

また、香料専門の会社を経営し、メーカーから委託されて調香を請け負っている人もいます。

パヒューマーの仕事の幅は無限大

前述の通り、パヒューマーは独自の切り口で独立することが可能です。

最近では美容室などの空間全体の香りをプロデュースしている調香師もおり、その需要も高まっています。

香りの持つリラクゼーション効果をエステや整体等で活用しているケースもあります。

中にはオリジナルの香水を販売している調香師もいます。

既製品との差別化を図るべく、カウンセリングを充実させて客の好みに合わせた香水を調香できるのが強みであるといえるでしょう。

ただし、独立には苦労がつきものです。収入を安定させるまでに長い年月がかかることもあり、ときには借金を抱えなければならないこともあります。

安易な独立は多大な損失を招きかねません。準備と計画には十分な時間をかけることを強くおすすめします。

勤務実績を積んで一人前に

調香師には公的な資格がない分、実力を示す一つの指標として勤務実績が大きな影響力を持ちます。

フリーで成功している調香師は自身の実績を広く示しており、それが顧客の獲得に効果的に働いているケースがほとんどです。

調香師として一人前になるためにはおよそ10年の期間が必要であるといわれています。

最低でも10年間はどこかの企業で調香師としての経験を積み、確かな実力をつけなければ、フリーで活躍するのは難しいと考えられます。