地方公務員採用試験の難易度・倍率

自治体、職種によって倍率は大きく異なる

地方公務員試験を受けようと考えている人にとって、最も気になることのひとつは、実際の試験の難易度や倍率でしょう。

しかしながら、地方公務員試験は自治体ごとに行われているため、それぞれにおいて差がだいぶ出ており、一概に「これくらい」ということはできません。

たとえば、平成27年度における主な都道府県の試験結果(行政職・大卒程度)は以下の通りです。

<東京都>
1類B 行政[一般方式]
5.4倍

<埼玉県>
上級 一般行政
6.6倍

<神奈川県>
1種 行政
4.7倍

<大阪府>
5月実施 行政(22-25)
5.8倍

<福岡県>
Ⅰ類 行政
12.4倍
このように、同じ大卒程度試験においても都道府県によって違いがありますし、さらには政令指定都市、特別区、市町村によってもまた異なります。その年によって採用人数に大幅な上下があれば、倍率にも影響が出ます。

基本的には、規模の大きな自治体の人気が高まる傾向にあるようです。東京都、愛知県、千葉県、埼玉県のほか、特別区や横浜市、神戸市、名古屋市などは難易度が高いといわれています。

さらに、各自治体において、「初級」の試験よりは「上級」のほうが難易度が高いとされることも特徴のひとつです。

専門職は比較的難易度が低め

地方公務員試験のなかでも、専門職試験は、職種にもよっては比較的倍率が低めになっているようです。

たとえば、平成27年度における東京都の試験でも、1類B[一般方式]行政が5.4倍なのに対し、衛生監視は4.9倍、心理は3.8倍、福祉Aは3.2倍となっています。

ただし、獣医が6.7倍、薬剤Aが6.1倍といったように、行政職以上の倍率となる職種もあります。

人物重視の傾向が見られるように

一昔前は、公務員試験といえば「筆記試験重視」とされていましたが、近年はどうやら「人物重視」の傾向が強くなっているといわれます。

この理由としては、地方分権が進む中で自治体における公共サービスの幅が広がり、それに対応できる人材が求められていることや、公務員批判が続いている今、地域住民にきちんと寄り添える人が求められていることなどがあるようです。

そのため、各自治体において面接の回数を増やしたり、人物試験のウエイトを高めたりする傾向が見られます。筆記試験対策はもちろん不可欠ですが、人物試験でいかに高評価を得るかというところも、採用されるうえでは欠かせないものとなっています。

※参考サイト
東京都

http://www.saiyou2.metro.tokyo.jp/pc/selection/pass27.html

神奈川県

http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f4729/p13046.html

埼玉県

http://www.pref.saitama.lg.jp/f1903/saiyou/result0.html

大阪府

http://www.pref.osaka.lg.jp/jinji-i/saiyo/27ha_process.html

福岡県

http://www.pref.fukuoka.lg.jp/uploaded/life/181606_51332156_misc.pdf