地方上級公務員とは

地方公務員試験の種類

都道府県と政令指定都市の職員として働くための地方公務員試験は、「初級」「中級」「上級」の3段階に分けて実施されています。

初級が高卒程度、中級が短大卒程度、上級が大卒程度のレベルとなっていますが、これは学歴要件ではないため、年齢などの資格さえ満たしていれば、たとえば高卒の人が上級試験を受けるといったことも可能です(自治体によって、学歴制限が設けられているところもあります)。

なお、地方上級公務員試験の難易度は「国家公務員一般職」と同じレベルといわれており、地方公務員試験の中では最も難易度が高いとされます。合格のためには、独学あるいは予備校に通うなどをしての対策が必要だといえます。

また、市町村のうち、地方上級に該当しない自治体(中核市・特例市・その他の市・町村)では、「市役所試験(初級・中級・上級)」が行われます。

仕事内容

事務系の職種で採用された地方公務員の主な仕事は、上級も初級も同じく一般事務や学校事務となります。ただし、上級の場合は各自治体の「幹部候補生」として採用されるため、業務内容もより幅広いものとなっており、政策の企画・立案にまで関わることができます。

配属後は、3年程度でさまざまな部局を異動しながら多様な仕事を経験し、ゼネラリストとしての能力を高めていくことになります。

給料や出世について

地方公務員は、「初級」「中級」「上級」のどの区分で採用されたかによって初任給が異なります。

自治体によってその額には違いがありますが、初級に比べると、上級の採用者は初任給が4万円程度高く設定されているケースが多いようです。

また、上級は出世スピードも速いため、さまざまな業務をこなしながらできるだけ上を目指していきたいという場合には、上級での合格を目指したほうがよいでしょう。大きな自治体になればなるほど、業務内容も含め、上級と初級による差は明確につけられているといわれています。