シェフの1日のスケジュール・生活スタイル

シェフの業務スケジュール

 

業態・経験に左右される

 
ひとことで「シェフ」といっても、勤務する場所が大きなホテルか、それとも個人経営のレストランかなどによって、1日のスケジュールは異なります。

一般的には営業開始の1~2時間前に出勤し、営業終了後の1時間後くらいに退勤するパターンが多いです。

ルームサービスなどの関係で24時間稼働しなければならないホテルなどの場合は、シフト制を組んでいることもあります。

なお、下積み時代は先輩が出勤する前に掃除や仕込みをし、先輩が退勤した後に後片付けや洗い物をするため、さらに長時間の勤務になります。

シェフの休日・勤務時間

 
シェフの勤務時間と休日は、勤務先の業態や人員、立場により異なります。

一般的な目安としては、レストランで働くシェフの勤務時間は1日14時間程度、年間休日は80日程度です。

ホテルで働くシェフの勤務時間は1日12時間程度、年間休日は90日程度です。

ホテルのほうが人員に余裕があるケースが多く、シフト制で交代しながら働くことが多いため、休みはとりやすい傾向にあります。

個人経営のレストランだと、基本的に休みは週に1日の定休日のみということが多いです。

料理の世界では、一般的なオフィスワークの会社員に比べると、勤務時間が長く、休日は少なめと考えておいたほうがよいでしょう。

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レストランで働くシェフの1日

 

8:00 出勤
店に届いている食材を確認し、ランチとディナーの仕込みを開始します。
11:00 スタッフミーティング
一日のスケジュールや予約客をスタッフ同士で確認、ランチ営業に備えます。
11:30 ランチ営業
シェフは厨房を指揮しながら味の最終チェックなど調理に専念します。
15:00 ランチ営業終了
ランチ営業終了次第、交代で休みをとります。

シェフはこの時間に取材対応を行うほか、コックなど部下の指導を行ったりします。

17:00 スタッフミーティング
ディナーに入る前に、スタッフ同士でミーティングを行い、情報を共有します。
17:30 ディナー営業
ランチ営業と同様にシェフは、盛り付けや味の最終確認を行います。

常連のお客さまのもとに足を運び、挨拶をしたり、料理の説明をしたりすることもあります。

21:00 ディナー営業終了
ディナー営業終了すれば、シェフは帰宅します。

片付け、清掃は基本的に修行中のコックやアルバイトが行うため、シェフが行うことはありません。

オーナーシェフの1日

 

4:00 仕入
鮮度のよい海鮮類、野菜を仕入れるために、オーナーシェフ自らが市場に行くことも多いです。

オーナー以外にシェフがいる場合は、仕入などは任せ、オーナーは経営面のみに対応することも多いです。

9:00 店内清掃・仕込開始
本来の意味では、シェフはコックと異なり、調理は行いません。

しかし、個人経営のレストランの場合はオーナー以外に料理人がいない、またはシェフが少ないため、オーナー自らが仕込み、調理を行うこともあります。

11:30 ランチ営業
自らランチの調理をするほか、お客さまと会話をすることもあります。

シェフとお客さまの距離の近さは個人経営のウリでもあり、シェフ自らが料理の説明を行うことで人気となることも多いです。

14:30 休憩・仕込み
ランチ営業が終われば、休憩に入ります。

その後はディナー営業にそなえ、仕込みを行います。

一番手があく時間のため、スタッフのアルバイト面接、タウン誌の取材、SNSの発信などを行ないます。

17:30 ディナー営業
2交代制で店をまわすことが多いです。

調理、提供の遅れは後の予約に影響があるため、シェフは全体を見渡し、予定通りに進行しているかを確認します。

22:00 ディナー営業終了
片付けはアルバイトや見習いに任せることもありますが、人手がないときはオーナーシェフ自らが行うことも多いです。

1日の売上管理、現金処理などを行うと、帰宅が23:00頃ということも珍しくありません。

シェフの勤務時間・休日