ケアマネジャー試験の今後

ケアマネジャー試験の合格率が低下

ケアマネジャー試験の合格率は、試験が始まったころは、40%台の合格率でしたが、年々低下の一途をたどり、ついに、2013年第16回の試験では、合格率が15.5パーセントとなりました。

受験者自体は、近年は13万から14万人と横ばいですが、合格者数が明らかに減っています。

試験が難しくなったのか、落とす試験になったのかなど、巷でいろいろと噂されていますが、試験の内容が特別難しいというわけではないので、しっかりと勉強すれば受かる試験といえます。

ケアマネジャー試験が創設された初期のころは、ケアマネジャーの人材確保が急務だったことも要因して、合格率が高かったと推測されます。

平成23年度までのケアマネジャー合格者は、54万6千人。その内、実務に従事しているのは約14万人です。(平成22年介護サービス施設・事業所調査より)

この現状から、近年ではケアマネジャーが余っている状態で、ペーパーケアマネジャーが多く、ケアマネの質について議論が重ねられています。

ケアマネジャー試験の今後は

平成25年度、「介護支援専門員(ケアマネジャー)の質向上と今後の在り方に関する検討会」という題目で、ケアマネジャーの現行の見直しについて、さまざまな意見が交わされました。

このケアマネジメントの質の向上という議論の中から、介護支援専門員(ケアマネジャー)実務研修受講試験の見直しという案が出されており、試験の受験要件を法定資格保有者に限定するといったことも意見されています。

※必要となる法定資格(保健・医療・福祉の基礎資格)
医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士、視能訓練士、義肢装具士、歯科衛生士、言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、管理栄養士、栄養士

また、日本介護支援専門員協会の木村隆次会長が、介護支援専門員の国家資格化案を提起しました。

こうした議論は、平成27年度の介護保険改正に直接反映される材料になっていきます。

ケアマネジャー試験の受験を考えている人はとくに、今後の介護保険制度の動きに注目しておく必要があります。

仕事体験談