産業カウンセラーとは

産業カウンセラーとは?

キャリアカウンセラー(キャリアコンサルタント)が活躍する代表的な場が企業ですが、企業で働くキャリアカウンセラーは、「産業カウンセラー」と呼ばれることがあります。

正確にいうと、産業カウンセラーは「一般社団法人 日本産業カウンセラー協会」が認定する資格の名称であり、数あるキャリアカウンセラーの資格のひとつです。

なお、同協会は「シニア産業カウンセラー」という産業カウンセラーの上級資格の認定、国家資格「キャリアコンサルタント」の養成講習も実施しています。

しかし、一般的には、同協会が認定する資格を持っていない人や、産業カウンセラー以外のキャリアカウンセラー資格を持っている人も含め、企業でキャリアカウンセラー業務に携わる人のことを広く「産業カウンセラー」と呼ぶケースもあります。

産業カウンセラーの仕事

産業カウンセラーの役割・仕事内容

基本的に産業カウンセラーは、「企業、行政、団体などで仕事をしている人」にカウンセリングを行います。加えて、企業の経営者や就・転職を考えている人、また勤労者の家族などもカウンセリングの対象となります。

産業カウンセラーという仕事は米国が発祥とされていますが、日本においても日本産業キャリアカウンセラー協会の発足からすでに50年以上が経っており、キャリアカウンセリング領域の中でもとくに歴史ある分野です。

見方を変えれば、働く人にとっては、それだけキャリアやメンタルヘルスが重要なものであるといえるでしょう。

産業カウンセラーの育成などに力を入れる日本産業カウンセラー協会も、東京の本部のほか全国の主要都市等に市部があり、大きな組織として運営されています。

産業カウンセラーのスキルを生かせる場

産業カウンセラーの資格を取得した人は、企業内相談室はもちろん、ハロ—ワークなどの公的機関などで就職支援のカウンセリングにあたることもよくあるようです。

また、管理職や人事労務の仕事に就いている人が、部下や従業員の抱えるキャリアの悩みを理解するために、あるいは看護師が患者さんの不安に寄り添うために、産業カウンセラー資格を取得するケースも見られます。

産業カウンセラーの仕事でも、一般的なカウンセラーと同様に「傾聴」というスキルが重視されるため、人と関わる仕事に就く人であれば、産業カウンセラーとして身につけたスキルを生かしやすいといえるでしょう。