カメラマンにはどんな種類がある?

「カメラマン」にもいろいろな人がいる

ひとくちに「カメラマン」といっても、カメラマンが10人いれば10人とも活動領域は違うかもしれませんし、専門にしているジャンルは異なることがあります。

「結局は同じ写真じゃないか」と思うかもしれませんが、写真が使われる媒体や意図によって、どのような写真が求められるのかは変わってくることも多いです。

カメラマンの種類の分け方はいろいろありますが、まずは撮影を行う場所や写真の使われ方から、3つのタイプに分けてご紹介していきましょう。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

おもなカメラマンの種類(撮影を行う場所の違い)

「スタジオ型」カメラマン

ファッション雑誌や商品広告向けに、モデルやタレントなどの人物を中心に撮影するカメラマンです。

また、いわゆる「物(ブツ)撮り」と言われる、商品(車、化粧品、洋服など)を専門に撮影するカメラマンもいます。

これらを「商業カメラマン」ということもあります。

さらに、昔ながらの「写真館」のように、七五三や成人式などの記念写真を撮影するカメラマンも、スタジオ中心で活動しています。

「屋外型」カメラマン

スポーツを専門で撮影するスポーツカメラマン、事件や事故現場に出向き撮影する報道カメラマン、また雑誌でも旅行やグルメ関連のものなど、外を歩き回りながら撮影するカメラマンがこのタイプに当たります。

屋外で活躍するカメラマンのなかには、建築物や風景、鉄道、動物などを専門に撮影する人もいます。

「作家型」カメラマン

雑誌や広告などの商業向け、もしくは社会性の高い報道向けではなく、個人で写真集を出したり個展を開いたりして、お金を稼いでいるカメラマンがこのタイプです。

スタジオ型や屋外型のカメラマンが基本的にクライアントから依頼を受けて撮影するのに対し、作家型のカメラマンは、創作活動に近い部分があります。

とはいえ、それできちんと収入を得ているこのような人たちも、立派なプロのカメラマンといえます。

その他にもさまざまなカメラマンがいる

上記では、おもに撮影をする場所の違いや、撮影に対する考え方の違いから、カメラマンの種類を3つに分けて紹介してきました。

それ以外にも、カメラマンは活動領域や被写体の種類などから、さまざまな名称で呼ばれることがあります。

たとえば、

  • 広告カメラマン
  • ファッションカメラマン
  • スポーツカメラマン
  • 鉄道カメラマン
  • 航空カメラマン
  • 動物カメラマン
  • 山岳カメラマン
  • 風景カメラマン
  • 報道カメラマン
  • 戦場カメラマン
  • ブライダルカメラマン(ウエディングカメラマン)
  • スタジオカメラマン

などです。

ただし、このような分類の仕方には何かルールがあるわけではありません。

カメラマン自身がわかりやすさを目的として「私は○○カメラマンです」といったように名乗っていることも多いようです。