動物カメラマンの仕事内容・なり方

動物カメラマンとは?

動物カメラマンは、カメラマンのなかでも、とくに動物を専門的に撮影する人のことをいいます。

家で飼われている犬・猫などのペットや、動物園で暮らしている動物というよりも、野生動物の撮影をする人のことを動物カメラマンと呼ぶことが多いようです。

そのため、動物カメラマンの撮影フィールドは世界中の大自然となり、非常にスケールの大きな仕事だといえます。

自然のなかでのびのびと暮らす動物を追いかけ、普段はなかなか見られない動物のありのままの姿をカメラにおさめていきます。

動物カメラマンが撮影した写真は、たいてい新聞・雑誌・書籍などに掲載されたり、カメラマンが開催する個展などで公開されます。

その写真を通じて人々に驚きや感動を与えるのが動物カメラマンです。

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動物カメラマンになるには

動物カメラマンになるために決まった方法はありませんが、野生動物の撮影は、スタジオでのポートレートや広告の撮影、あるいはスポーツや報道の撮影などとは、また違った技術が求められます。

基本的に、完全に屋外での撮影となりますし、動き回る野生動物を見つけてベストショットを撮るには、それなりの経験やカメラマンとしての「勘」のようなものも必要になってきます。

したがって、写真を学べる専門学校や大学などで撮影について勉強したり、プロのカメラマンのアシスタントとして経験を積んでからデビューするのが一般的な流れとなります。

動物カメラマンの需要は決して多くないため、会社勤めではなく、ほとんどの人がフリーランスでの活動となるでしょう。

素晴らしい写真を撮影し、出版社などに売り込んで仕事を繋げていったり、大きなコンテストでの入賞を目指していくといった道が考えられます。

動物カメラマンに必要なスキル・求められること

カメラマンはどこで働くにしても、現場の様子を確認しながら的確な判断によって最高の一枚を狙っていくことになりますが、動物カメラマンの場合、よりいっそう強い判断力や忍耐力が求められます。

動物は人間のように声をかければその通りに動いてくれるわけではありませんし、警戒心も強いため、何時間も待機をしてようやく狙ったショットを撮影するといったことは日常茶飯事です。

そして、シャッターチャンスを逃さないための瞬発力も欠かせません。

また、動物カメラマンは、目的の動物を撮影するために、世界中のあらゆる場所へ出向くこともあります。

野生動物を撮影する場合、危険と隣り合わせだということは頭に入れておかなくてはなりません。

動物に襲われる可能性もありますし、最悪の場合、大けがや命を失ってしまう可能性もあります。

現場ではかなりの集中力で撮影に臨む必要があります。