LCCの客室乗務員

需要過多の状況が続く

2012年から、ピーチ・アビエーション、ジェットスター・ジャパン、エアアジア・ジャパン(現在はバニラエア)の国内LCC3社が運航を開始。「格安で飛行機に乗れる」ことをメリットに、LCCは交通手段の一つとして定着しつつあります。

今後もさらなる路線拡大、新規参入が考えられますが、いま航空業界全体でパイロット不足が深刻化している中、ピーチ・アビエーションでは機長の病欠・人材不足により欠航が相次ぐなど、経営に苦戦を強いられている面も否めません。

とくにLCCの場合、自社ブランドが明確になっている大手航空会社と異なり、より魅力的な会社であることを積極的にアピールすることが求められます。

また、格安だからこそ「安心・安全」に対する人々の目もより厳しくなります。

そういった流れがある中ではサービス面はもちろん、保安要員としても重要な責務を担う客室乗務員(CA、キャビンアテンダント)の採用・育成は不可欠なものとなっています。

しかし、客室乗務員志望者は知名度や待遇面の良い大手を目指す人が多いため、LCCでは安定した人材確保のため、新卒者・既卒者問わず通年で採用募集を行うことが多いようです。

より個性が求められるケースが多い

激しい競争が強いられるLCCの場合、ブランディングや特色ある機内サービス、ユニークな制服、異業種とのコラボレーションなどで人々にインパクトを与え、「またこの会社の飛行機に乗りたい!」と選んでもらうことを目指しているようです。

そういった面でも、自社の「顔」となる客室乗務員の役割は重要です。

たとえばピーチ・アビエーションの場合、客室乗務員の応募資格の一つに「Peachが持つ想いや価値観に共感し、『新たなPeachを自分の手で創る』といった意気込みを持つ方」と掲げられています。

また、過去の面接試験においては、
・あなた自身が考える、自分を最も美しく見せ、輝ける服装
・挿し色(アクセントカラー)として弊社のブランドカラーが入っていること
・Peachの飛行機にのって、日帰り旅行する際のあなたらしいカジュアルなスタイル

などの服装指定がなされるなど、個性的、かつ自社によりマッチした人材を採用する傾向がうかがえます。