外資系エアラインの客室乗務員

世界中に広がるエアライン

「航空会社」や「エアライン」といわれてみなさんがまず思い浮かべるのは、JALやANAといった日系の大手航空会社でしょう。

しかし、それ以外にも世界中にはたくさんの航空会社(エアライン)があり、その数は定期旅客エアラインのみで約700社程度とされています(2012年現在)。

エアラインがあるところには必ず客室乗務員(CA、キャビンアテンダント)がおり、日本人でも外資系のエアラインで活躍する客室乗務員が大勢います。

しかし、日系航空会社と外資系のエアラインでは、客室乗務員の特徴や仕事に求められるものなどが少々異なるといわれています。

外資系エアラインの特徴

ここでは外資系エアラインと、そこで働く客室乗務員の特徴を見ていきましょう。

個性が豊か

外資系エアラインの大きな特徴は、会社の個性が非常に強く打ち出されていることです。

そういった点がよく表れているのが、客室乗務員の制服です。

たとえばJALやANAは黒やネイビーなどを基調とした上品なデザインが主流ですが、外資系エアラインの場合、思わず目がくらむほど真っ赤なものであったり、その地域に伝わる民族衣装的なデザインであったりと、非常に個性的なものが多くなっています。

同時に、外資系エアラインではスタッフ採用における「求める人物像」も会社ごとにだいぶ異なります。

各社とも「自社に合う人」を採用したいという気持ちが強く、A社では好まれたけれど、B社では好まれないといったこともしばしば起こり得るようです。

教育環境の違い

外資系エアラインの採用では、経験者が有利になりがちです。

日系航空会社であれば、新卒の未経験者でも訓練によって自社で育てていく環境が整っていますが、外資系では教育にさほど力を入れていない会社も多く、即戦力を求める傾向が強くなります。

より自主的で自立した人材が好まれるのも、外資系ならではといえるでしょう。

日系か、外資系か

客室乗務員を目指す人の多くは、日系の航空会社に就職するか、それとも外資系エアラインを選ぶかで迷うようです。

先に挙げた通り、そもそも外資系は未経験者の採用に対して消極的なことが多いですが、中には未経験でも合格している人はいます。

外資系の場合、より自由な環境で個性を大事にして働けるといった特徴がありますが、時差を含めた生活環境の違い、外国人とのコミュニケーションの必要性など、乗り越えなければならない壁も多々出てくるでしょう。

また、乗務は自社の国と日本の往復(例:エールフランスの場合はフランスと日本)といったことが多くなり、日系航空会社勤務の場合のように、ヨーロッパ各国やアメリカなどさまざまな場所へ行けることはないのが普通です。

まずはしっかりと訓練を受けて基礎的なマナーやスキルを身につけたい、できるだけ安心できる環境の下で働きたいといった人は、日系を選ぶほうがベターといえそうです。