バイヤーの面接

就職試験では面接が重要

バイヤーの就職試験では、面接試験が合否を決めるうえでの重要な試験となります。

商品の仕入れを担当するバイヤーは、買いつけを通して交渉や情報収集をする機会が多いので、高いコミュニケーション能力があることが絶対条件なのです。

バイヤーの面接では、無難な受け答えですませるのではなく、ハッキリ自己主張をしたりこちらからも質問をしたりして、積極的に面接官とやり取りをする姿勢が大事です。

ただし、新卒で「バイヤー」としての採用をしているところは少なく、まずは総合職の社員として採用し、就職して最初の数年は店頭で販売員をしながら経験を積ませるケースが一般的です。

そのため、面接では接客業が務まる人柄かどうかもチェックされています。礼儀正しい挨拶や清潔感のある服装、ハキハキした話し方や笑顔など、接客業をする人間としての基本を特に心がけましょう。

流通業界への独自の見解を

面接で尋ねられることとしては「バイヤーをめざす志望動機」や「この企業を選んだ理由」が最も一般的です。

販売員や広報係ではなく「バイヤーにしかできないこと」や、他の同業他社ではなく「この企業でしかできないこと」を自分の言葉で語ることが大切です。

それ以外の質問として、今の流通業界に対しての意見や問題提起などを求められることがあります。

ファッション業界の場合、「ファストファッション」と呼ばれる格安衣料が大量に売れる今の時代をどう考えているのか。百貨店の場合、郊外型のショッピングモールとの競争にどのような戦略で勝ち残っていくべきだと考えているのか。

こうした問題は、これからバイヤーとして働く上で必ずぶつかる問題でもあります。正解を答える必要はありませんが、自分なりに考えているという姿勢を示すことが必要です。

さらに最近ではTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)に関する話題が、世界的に注目されています。TPPというのは、国家間の貿易にかける関税をなくそうという協定のことです。

日本がこの協定に参加すれば、輸入や輸出に大きな影響が出るため、国を越えて商品の売買をしているバイヤーにとって避けて通れない問題になります。

このように流通業界ではさまざまな変化が起きていますから、バイヤーをめざす人は、こうした問題をしっかり把握したうえで面接に臨んだほうが良いでしょう。