バイヤー松村 佳美さん

1985年生まれ。群馬県前橋市出身。2007年3月、立教大学社会学部卒業。同年4月、株式会社伊勢丹へ入社。スタイリスト(販売員)、アシスタントバイヤーとして経歴を重ね、2013年4月より婦人雑貨統括部のバイヤーとして活躍中。

HP:株式会社三越伊勢丹ホールディングス

それでは、バイヤーとしての現在の仕事内容を教えてください。

バイヤーの主な役割は、お買い場(売り場)にどのような商品を置けばいいのか、6ヵ月後や3ヵ月後の計画を立て、品揃えをすることです。

具体的な仕事内容は大きく分けると2つあり、そのひとつは「計画業務」というものです。

「お客さまが何を求めているのか?」「どんな価格帯のどのようなものを入れるべきか?」「どれくらいの量が必要なのか?」など、店頭スタッフの話を聞きながら品揃えの計画を立てていきます。

そして、その計画に基づいた形で、お取組先と商談をしたり、海外へ買付に出かけたりします。

もうひとつ、「企画」することもバイヤーの大事な仕事です。

お取組先と話したり、展示会などのイベントに出向いたり、日々流行やさまざまな情報を追いながら、たとえばキャラクターとのコラボや新ブランドの展開など、お客さまに喜んでいただける新たなコンテンツを考えていきます。

展示会について少し詳しく教えていただけますか。

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各ブランドの展示会は、「FWシーズン(秋冬)」と「SSシーズン(春夏)」でそれぞれ2回ずつ、「プレコレクション」と「メインコレクション」というものが開かれます。

つまり年に4回、展示会ラッシュの時期があるわけです。その時期は、私も1回で40〜50社ほどは回っています。

ちょうど現在(3月下旬)は、今年のFWシーズンの展示会ラッシュで、昨日も4社回りました。

1日の大体のスケジュールについて教えてください。

それでは、今日、水曜日のことをお話しましょう。水曜日は伊勢丹全館で「立ち上がり(新しい展示や企画がスタートする日)」となっています。

9:30に出社し、メールチェックをします。10時に店頭に出て、立ち上がりに問題がないかチェックをし、朝礼に参加して、30分くらいはお客さまの様子を見ます。

11時にバイヤー室に戻ると部内のミーティング。12時からは1時間お昼休憩をとります。

日中は、商談あるいは外出をしていることが多いです。

18時前後に社内に戻ってからは資料作成をしたり、席を外している最中に起こった出来事についてアシスタントの子から報告を受けます。

だいたい19:30くらいに業務終了です。

海外出張には頻繁に行かれているのですか?

はい、国内の展示会が始まる少し前に、ミラノコレクションやパリコレクションが開催されるので、その時期に買い付けに出かけます。

海外の展示会も「FWシーズン」と「SSシーズン」があります。

それぞれのシーズンで「プレプレコレクション」「プレコレクション」「メインコレクション」という3つの展示会があり、すべてに出かけます。

1回の出張は12日間となります。

海外出張中は、どのように過ごしているのですか?

出張中は、ブランドのショールームを1日8社ほど回るのでとても忙しいです。でも、少し空いた時間を使って現地の美術館を回ったり、百貨店に足を運んだりしています。

私たちの出張は、海外の流行を追ったり、日本では見られないものを見たり…といった市場調査も兼ねています。

ちなみに、行先は基本的にパリとミラノですが、靴に関してはドイツにも工場があるので、そちらでお取組先と商談をすることもあります。