舞台俳優・劇団員の魅力

別の人間になりきるおもしろさ

舞台俳優がもっともやりがいを感じる瞬間は、持てる技量をすべて注ぎ込み、舞台の本番が大成功した時です。

自分が納得できることはもちろん、観客の心を動かし感動を与えることができるのは何よりの喜びです。

そこに至るまでの、監督や美術などのスタッフと一丸となって試行錯誤しながら作品を作り上げていくプロセスも貴重な体験です。

また、自分とは別の人間になりきって演じることで役柄の人生を疑似体験でき、非日常の時間を味わえることも魅力のひとつです。

演技にはこれがベストだという明確な答えがないため難しい分、やりがいも大きいといえます。

歳を重ねるごとに経験がいきる

駆け出しの舞台俳優の出演料は微々たるものですが、知名度や実績を積むにつれて出演料も跳ね上がります。

また定年がなくさまざまな年代の俳優が必要ですし、日々真剣に取り組んでいれば演技力は上がっていくものです。

実力次第で一生続けられる仕事であるといえます。

人を引きつける力が身につく

普通の会社員なら、その会社の仕事に関する知識や能力を深く会得していきます。

その点、舞台俳優の場合は舞台の出演が決まれば、まずは役作りのために自分が演じる人物の仕事や背景を徹底的に調べる必要があります。

こうして、さまざまなジャンルの知識を幅広く会得することが可能です。

能力としては説得力や人を引き付ける力、舞台度胸が備わります。これらは私生活でも役立つことがあるでしょう。

舞台俳優からの発展

俳優やタレントの明確な線引きがなくなってきている現在、舞台だけ、映画だけと限定せず、幅広いジャンルで活躍する人がほとんどです。

実力と人気によってはバラエティ番組やCMに出演することもできます。

さらにBS放送やCS放送がどんどん多チャンネル化しているほか、インターネット番組の普及など俳優のフィールドは多岐にわたり、そのニーズも高まっています。

ハリウッドやアジア映画など海外で活躍する日本人俳優も多く、世界進出も不可能ではありません。

他にも、舞台で身に付けた演技力を生かし、声優やナレーターの仕事を受ける道も開けています。