ブリーダーの生活

ブリーダーは動物中心の生活になる

1日の大部分を動物と一緒に過ごすブリーダーは、自分よりも動物中心の生活を送ることになります。

生活スタイルは人によって異なりますが、普段は「餌やり、散歩、掃除」のサイクルで1日が終わります。

ブリーダーの場合、複数の動物を一度に飼う「多頭飼い」が基本となるため、世話にかかる時間はとても長くなります。

とにかく動物にとって快適な生活、環境づくりを最優先に考えることが求められるのです。

こういったことから、もし個人でブリーダーをやりたい場合、丸一日完全にオフをとるというのは非常に難しいのが事実です。

どうしても休みたい場合は、知識や経験を持った別のブリーダーにお世話を頼むことが必要になってきます。

最も気を遣う出産時期

ブリーダーにとって、最も緊張感が走るのは動物の出産時期です。

この時期は、赤ちゃんがいつ産まれてもいいように万全の体制を整え、夜通し起きて見守ることもあります。

また、無事に出産を終えた後も休むことはできません。

お母さんが子どもをちゃんと育てているか確認するのも、ブリーダーの大事な仕事です。

なかには母乳を与えなかったり、育児放棄する親もいるため、そのような場合はブリーダーがサポートしなければならないのです。

動物は栄養が偏ると病気になりがちです。

誕生して間もない動物は感染症にかかりやすいため、健康管理にはとくに気を付ける必要があります。

育てた動物を飼い主へ引き渡す

産まれた動物が元気に育ち、親から引き離してよい時期になれば、いよいよ飼い主のお迎えがやってきます。

飼い主に直接動物を販売するブリーダーであれば、動物の写真を撮ってホームページに掲載したり、情報の更新作業なども大事な仕事の一部となります。

現在は法律によって、ブリーダーが飼い主に直接動物の姿を見せ、飼育方法などに関する説明を行うことが義務付けられています。

そのため、飼い主に対してわかりやすいアドバイスを行うことや、販売後も随時しつけなどの相談にのって、飼い主と長きにわたって信頼関係を築いていきます。

こういった仕事を行いながら、自分の元に残っている動物の世話は毎日続ける必要があります。

慌ただしい毎日となるため、動物のことを本当に大切にでき、飽きずに世話を続けられる人でなければ、なかなか続けるのが大変な仕事かもしれません。

他の仕事と兼業している人も

ブリーダーは、安定した会社に勤めている人や、個人で順調に事業を営んでいる一部の人以外、生活するだけのお金を稼ぐのは大変だといわれています。

そのため、個人のブリーダーは別の仕事をしながら、ブリーダーとして動物を育てている人も少なくありません。

しかし、その場合も家を空けることが難しいため、在宅でできる仕事を行うケースが一般的なようです。

動物好きな人にとってブリーダーは魅力的な仕事かもしれませんが、自分の自由な時間は確保しづらく、毎日忙しく仕事をし続けることになる可能性もあります。