ブリーダーになるために勉強すること

動物の生物学的な知識

ブリーダーになるために特別に必要とされる資格はありませんが、専門知識なくしてできる仕事ではありません。

まず勉強すべきは動物の生態についてです。

犬のブリーダーになりたいのであれば、各犬種の血統や特徴、遺伝疾患を知る必要があります。

一つの犬種の生物学的な知識を身につけるのだけでも大変であるため、犬のブリーダーは、特定の犬種を専門としてブリーディングを行う人も多くいます。

学校やテキストを利用して学び、さらに現場で実務経験を積みながら、知識を深めていくことになるでしょう。

繁殖の知識

ブリーダーは、やみくもに繁殖を行うわけにはいきません。

理想とする動物をつくり出すために、まず動物の長所と短所を知ることが必要です。

そして遺伝の優劣を考えながら、よりよい動物をつくり出すための組み合わせを決定していきます。

このように、計画を立てながら繁殖を繰り返すことを「計画繁殖」といいますが、その方法は「近親繁殖」「系統繁殖」「遠親繁殖」の3種類に分けられます。

こうした繁殖の細かな知識を身につけていくことで、系統を維持した良質な動物をつくり出すことが可能になります。

正しく販売や流通させるための知識

日本のブリーダーは、いわゆるペットショップ方式といわれる「展示販売」で動物を消費者に届けるのが一般的ですが、最近はインターネットの普及から、欧米諸国のように、少しずつブリーダーが消費者へ直接動物を届ける「直販」のスタイルも増えてきているようです。

しかし、知識や経験の浅いブリーダーでも簡単に販売がしやすくなったことから、ブリーダーと消費者の間でのトラブルも急増しており、社会問題として取り上げられることもしばしばあります。

もしブリーダーが卸を介さず直に消費者に販売するのであれば、命を扱うことに対するより強い責任感を持って、正しい知識を備え、動物の情報を消費者にきちんと説明する義務があります。

販売や流通をどのように行えばいいのかについて学ぶことも、ブリーダーとして成功していくには欠かせません。