女性のプロボクサー

ボクササイズブームの中でボクサーが増えた

日本人の女性プロボクサー第1号は、1970年代、アメリカに渡ってリングに上がった高築正子という女性です。埼玉中央ジムのトレーナーを務めていた時、ボクサーに転向しました。

その後、何人かの女性ボクサーが登場しましたが、三迫将弘が考案したボクササイズが1990年代に大ブームとなると、その流れの中で多くの女性が本格的なボクシングを始めました。

2008年には第1回プロテストが行われ、その後、日本人の世界チャンピオンも誕生しています。

2012年ロンドン五輪から実施種目に加わったことで話題にもなり、お笑いタレントの「しずちゃん」こと山崎静代やモデルの高野人母美の活躍もあって、女子ボクシングがマスコミに取り上げられる機会も増えています。

プロテストの内容は男子とほぼ同じ

女性も、プロボクサーになるには、「日本ボクシングコミッション(JBC)認定のプロテストを受けてライセンスを取得します。

受験資格も、ほぼ男子と同じです。年齢は17歳〜32歳までで、日本プロボクシング協会に加盟するボクシングジムの練習生であること。

また、頭のCT検査(30歳以上はMRI検査)や妊娠検査を含め、コミッションドクターの健康診断に合格した人です。

試験は、ルールなどを問う簡単な筆記テストと、2人1組でスパーリングを行う実技テストです。合格すると取得できるライセンスも、男性と同じようにA級、B級、C級と3クラスに分かれています。

ルールや階級が、男子とは少し違う

男子ボクシングとの違い

・1ラウンド2分制であること。WBC(世界ボクシング評議会)では、102ポンド(46.266㎏)以下のアトム級が設けられています(女子国際ボクシング協会=WIBAではミニマム級)
・日本王座戦が8ラウンド制であること
・試合前に妊娠検査が義務づけられていること

女子のプロボクサーの数は増えていますが、試合数も少なく、ファイトマネーも多くありません。

所属ジムなどで女性向けボクサイズの指導者としてアルバイト的に働くケースはありますが、ほとんどが他に仕事をもつか、スポーツジムや飲食店などでアルバイトをしています。

しかし、ボクシングが好きな人や強くなりたい女性に、プロの道が開けていることは大きなチャンスです。

フィットネスやダイエットでボクシングジムに通ううち、本格的にプロをめざしたいとトレーニングを始める人も少なくありません。