女性の貿易事務

貿易事務には女性が多い

他の事務系の職業と同様、貿易事務も女性の割合が高い仕事です。これは語学を使用する他の仕事(通訳、翻訳など)に女性が多いことと共通点があります。

貿易事務が英語やその他言語を使用する仕事であると同時に、脳の構造的に、女性の方が男性よりもマルチタスクが得意な傾向があるからです。

さまざまな業務を同時進行的にこなしていく貿易事務は、その点で女性に向いている仕事といえるかもしれません。

貿易事務は女性が続けやすい職業?

デスクワークが中心で、業務に年齢が関係なく、むしろ経験が豊富な人が喜ばれる貿易事務は、基本的には女性が長く続けやすい職業です。

輸出入業務を行うためには、専門用語や業界の知識などが必要となるため、実務経験が強く求められる職種であり、経験豊富な貿易事務へのニーズは常に高くあります。

そのため、実務経験を積み専門性を高めることで、長く働くことのできる仕事といえるでしょう。

しかし産前休暇、育児休暇に関しては、企業により明暗が分かれるところです。

大企業の貿易部門で、こうした制度がしっかりあるところに正社員として勤務していれば、育児休暇明けにも時短勤務が用意されていて、部署替えによる負担減などの配慮もあります。

しかし中小企業では、公式にはそういった制度が用意されている場合でも、人員数の問題から制度を利用しづらい雰囲気があり、出産を控えた社員がプレッシャーをかけられて退職してしまうケースも聞かれます。

女性が多い職場ならではの苦労も

女性が多い職業ですから、自然と職場で女性が占める割合が高くなります。

貿易部門が独立している大企業では、とくにその傾向が強くなります。

中小企業では、職種が異なる男性社員も同じフロアで仕事をしていることが多いですが、それでも貿易事務の業務上で関わるのは、自然と同じ業務に携わる女性が多くなるでしょう。

女性だけで仕事をする場合、男性と仕事をするのとはまた違った苦労が出てきます。

会社での立場とはまた違った、年齢や勤続年数に基づいたヒエラルキーや、相性が合う合わないでの人間関係のトラブルも増えがちです。

一般論としては、仕事さえきちんとしていれば問題はないはずなのですが、個人的な感情が絡んできてしまうのが、女性が多い職場の特徴といえるかもしれません。