売上を増やすためのノルマ
美容部員の仕事で大変なことのひとつに「ノルマの存在」が挙げられることが多いようです。
美容部員は、アパレル店員やショップ店員などと同じく「販売職」の一種であるため、一人ひとりのスタッフが毎日しっかりと売上を作っていかなくてはなりません。
ノルマを課すことで、日々の仕事に対するモチベーションアップや、「もっと売らなくてはならない」という意識の向上にもつながります。
なお、勤務先によっては「ノルマ」という呼び方をせず、「目標」「ターゲット」といった形で呼ぶこともありますが、実態としてはノルマと同じようなものです。
個人ノルマはないことも
ノルマは、美容部員個人に対して課せられることもあれば、チームや店舗全体での売上目標を設定することもあります。
一般的には、個人ノルマがないほうが気負うことなく働けるといえるでしょう。
しかし、個人ノルマが厳しめの職場の場合、がんばり具合によっては基本給に「インセンティブ(歩合給)」が付くことが多いようです。
そうなると、もしノルマを大きく達成することができれば、収入を大きく伸ばすことが可能です。
実際、個人ノルマがよいプレッシャーとなり、さらに仕事に打ち込んで成果を残す人もいます。
ノルマは怖いものではない
ノルマというと「厳しい」「怖い」というイメージがあるかもしれませんが、必ずしもノルマが達成できなければ上司に叱られる、給料が下がるといったことではありません。
もちろん、あまりに数字を上げていなければ注意を受けたり、勤務態度によっては減給されることもあるかもしれませんが、そこまで厳しい処分をされることはまれですし、「なぜ思うような数字が出ないのか」を考えることのほうが重要です。
ノルマを達成しているということは、すなわち、それだけお客さまから支持を集めているということでもあります。
ノルマがあることで、個人が自分の仕事ぶりについて考える機会になりますし、職場全体でさらなる売上アップのためにどうすればいいかを検討することもあるでしょう。
ノルマに萎縮することなく、自分のやるべきことにコツコツと取り組むことが大切だといえます。