弁理士の出身学部

理工系学部出身者が8割以上

弁理士が扱う特許の内容は理系分野が多いため、弁理士の8割以上が理工系学部の出身者となっています。弁理士試験にも理系科目が多く出題されますが、試験を受けるのに学歴や学部・学科による制限はないため、どの学部出身でも弁理士になることは可能です。

ただし、弁理士の合格率はほぼ毎年10%に満たず、国家資格の中でも弁護士と並ぶ難関資格です。

毎年特許庁から発表される合格者の内訳を見ると、東京大学や京都大学を筆頭に「一流大学」といわれる大学出身者が多いことも、この試験の厳しさを表しているといえるでしょう。

なお、弁理士試験の論文式試験では必須科目のほか機械工学、物理工学などの選択科目がありますが、この選択科目に関する研究により修士、博士又は専門職の学位を有する場合、事前の審査によって試験の一部が免除になる可能性もあります。

とはいえ、学校の勉強だけで試験に合格するのは難しく、多くの人は資格の専門学校やスクールに通って合格を目指しています。

1年では難しく、3年以上かけてようやく取得する人もいます。最終的にはどれだけ強い意志を持って勉強を続けられるかがポイントとなります。

文系学部の場合

文系学部出身でも弁理士になることは充分可能です。文系弁理士の場合、深い理系知識が必要となる特許の分野ではなく意匠や商標に特化した事務所で働く人が多く、法学部出身者などは法律知識を生かして訴訟問題に取り組む人もいます。

中には知的財産に関するコンサルティングを中心に行う弁理士もいます。もし特許を扱いたいと思えば、弁理士資格の取得後に理系の大学や大学院に編入する人もいます。

また、外国語学部出身などで高い語学力を持っていれば積極的に国際出願を扱うことができるなど、それぞれの強みを生かして活躍する人も多い仕事です。