弁理士の独立開業

経営者としてのスキルも必要

弁理士を目指す人の中には、いずれ独立・開業したいと憧れを抱いている人もいるかもしれません。もちろん、士業のひとつである弁理士資格を持っていることは強い武器になり、独立・開業することも充分可能です。

ただし、自分の事務所として活動していくのであれば、まずはお客さまを集めるところからスタートしなければなりません。

実績がなければ周囲の信頼を集めるのも難しく、自ら宣伝方法を考えたり足を使って営業活動を行ったりして、自分の存在を知ってもらう必要があります。

また、事務所の家賃などの経費がかかってくるので、資金周りの計画も立てる必要もあり、雇われていた時とは違ったさまざまな苦労があります。

いくら業務に関する専門知識をもった有能な弁理士であっても、いざ独立となれば、この辺りの経営感覚や営業力、交渉力などもないと続けていくのはなかなか難しいでしょう。

一方、経営面で成功するできれば、自分は所長として他の弁理士やアシスタントを雇い、どんどん事務所の規模を大きくしていくことも夢ではありません。

独立・開業は経験を積んでからが基本

上記のような理由により、独立・開業をする弁理士の多くは、特許事務所や企業の知的財産部門に勤務し、経験を積んでからという人がほとんどです。

「何年働いたら独立できる」という決まりがあるわけではありませんが、少なくとも3年程度はみっちりと働いている人が多いです。中には10年以上の経験を重ねてようやく独立する人もいます。

なお、弁理士はどうしても東京や大阪などの大都市圏に集まりやすいですが、地方での弁理士の需要をふまえ、あえて地方で独立・開業する人が少しずつ増えつつあるようです。