弁護士に向いている人、適性

弁護士に興味を持っている

現在弁護士をしている人、法科大学院に通っている人を見てみても、それぞれかなり個性的な人が多く、いろいろなタイプの人がいます。ですから、絶対こんな人でなければ駄目、ということはありません。

まずは、弁護士という仕事に興味を持ち、職業にしてみたいと思うことが第一の適性です。

まじめな人

弁護士になるには、司法試験を受ける前に、法科大学院を修了または司法試験予備試験に合格しなければなりません。。

法科大学院では2年または3年の間、朝から晩まで多くの授業を受けながら自分で勉強も行わなければならず、試験やレポートも大変です。

入学したものの修了できない人もいます。予備試験は法科大学院修了と同等のレベルが求められ、合格レベルまで持って行くには大変な努力が必要です。

法律の勉強は根気よく時間をかけて取り組むことが必要ですので、まじめで努力家の要素がなければ司法試験の受験資格を得ることすら難しいです。

また、実務家となった後の仕事内容も、多くの資料を読み、書類を作成する必要があります。細かな数字や、多くの法律にあたりながらの作業は手間や時間のかかるものです。

知識はもちろん必要ですが、まじめに根気よく取り組む性格の人でなければできない仕事です。

プレッシャーに強い人

司法試験は、受験資格を得てから5年間で3回しか受けることができません。そこで合格できなければ、時間とお金をかけて勉強してきた法律知識を生かすことができなくなります。

誰でもそのプレッシャーは大きなものです。その中で勉強を続け合格できるだけの精神力が求められています。

実務家になってからは、依頼者の大切な財産や権利、時には生命さえゆだねられます。ミスが許される仕事ではなく、日常的に精神的負担を強いられることになります。

プレッシャーに強く、精神的にタフでなければ長年続けるのは難しいでしょう。

人と接する能力

弁護士には、話すことが好きでユーモアのセンスに優れたが多くいます。

相談に乗るとき、法廷で弁護を行うとき、相手側と交渉を行うとき、対人業ですので人と話をする機会は多くあります。緻密な書類を作るだけでなく、生きている人間と対話する能力が必須といえます。

ペラペラ上手にしゃべれなくても良いのです。人間に興味を持ち、誠実に相手と対話できれば十分です。

そのためには、身近にいる人と進んで関わり、相手のことを理解しようとする姿勢を普段から身につけておくといいでしょう。

理想を持っている人

弁護士になってから、どんな仕事をしたいか?

その理想をはっきりさせて、法科大学院入試、司法試験、司法修習に挑まなければなりません。そうでなければ、あまりの大変さに途中でくじけてしまうでしょう。

弁護士という職業に対する理想はとくになく、勉強が得意なので弁護士になるという人もいます。

そういう人は、実務家になってから、「あれ?なんでこの仕事をしているのだろう、勉強だけした時のほうが楽しかった…」と思うことがあるようです。

実際の弁護士の仕事はかなり大変です。刑事弁護では自分が今までいた世界と違う場を体験することになるかもしれません。

そんなとき、どうして弁護士になりたかったのかという理想がなければ仕事を続けていく気力がなくなってしまうかもしれません。