高卒で弁護士になるには

自分には高校卒業の資格しかないけれど、弁護士になりたい!と高い志を持たれている方もいらっしゃるでしょう。では高卒で弁護士になるためにはどのように進めればいいでしょうか。

弁護士へのルート

現在、弁護士になるためのルートとしては、

1.司法試験予備試験に合格して司法試験に合格する
2.法科大学院を修了して司法試験に合格する

という主に2つのルートがあり、高校卒業資格で弁護士になろうとした場合も同様です。

また、あまり多くはないですが

3.検察事務官から検事、そして弁護士を目指す

という3つ目のルートもあります。

1.司法試験予備試験に合格する

2011年から始まった司法試験予備試験は、法科大学院に入らなくとも司法試験の受験資格を取得できるよう設けられた試験です。

予備試験に合格した者は、法科大学院修了者と同等レベルの力があるとされ、司法試験を受験することができます。

予備試験は、短答式試験、論文式試験、口述試験と順に全て合格する必要があります。

合格率は数%と非常に難易度の高い司法試験予備試験のため相当の勉強が必要ですが、受験資格にも受験回数にも制限がないのはメリットが大きいでしょう。

そのため、たとえばまだ高校を卒業していなくても、また何度でも受験することができます。

司法試験予備試験の詳細については、法務省のHPをご覧ください。

法務省 司法試験予備試験

2.法科大学院を修了して司法試験に合格する

法科大学院の受験資格としては、「大学院」であるため原則としては大学卒業資格が必要となります。

しかしながら、大学院によっては、高校卒業資格者でも大学卒業者と同等レベルの力があると事前の審査で認められた場合に受験資格を認められるケースもあるようです。

受験できそうな大学院があれば、直接問い合わせてみましょう。

3.検察事務官から検事、そして弁護士を目指す

実例としては少ないものの、検察事務官から弁護士を目指すという方法もあります。検察事務官とは検察官をサポートし、検察業務を行う国家公務員です。

検察事務官の仕事

検察事務官になるには、公務員試験に合格後、検察事務官を希望し採用されることが必要です。

また一定期間検察事務官として勤めることで、検察官の中の「副検事」という職級になるための試験を受ける資格を得ることができます。

副検事を3年務め試験に合格すると特任検事になり、ここで司法試験を通った検察官と同等の職務権限を得ることができます。

特任検事を5年以上務め、必要とされる研修などを受けて弁護士資格を取得できるなど長い道のりですが、弁護士になることは可能です。