独学で弁護士になれる?

現在の制度

弁護士になるためには、法科大学院(ロースクール)を卒業し、司法試験を受けるのがもっとも一般的なコースです。

以前の司法試験では、司法試験予備校を利用する人が多くいました。司法試験予備校ではない、法律の専門家を育成する教育機関として設立されたのが法科大学院です。

ですから法科大学院の授業だけで勉強を進め、予備校を利用しないことを独学というなら、当然それは可能です。そうやって司法試験に合格している人は多くいます。

弁護士になるには

法律知識がある人

法科大学院に進まず、予備試験合格から司法試験合格を目指す場合、独学で合格することはできるでしょうか。

法学部出身であるなど、基礎知識がある程度あれば本人次第でしょう。そのような人は知識のインプットは、法律の基本書や参考書を読むことで対応できるはずです。

基本書がある程度読めて、持続して学習を続けられる人なら、予備校のインプット講座を利用しなくてもよいでしょう。

ただし、司法試験は記述式の試験です。自分の書いた答案が相手にきちんと伝わっていなければ、得点に結びつきません。そこで、試験を受けるまでに誰かに答案を読んで評価してもらう練習を積んでおく必要があります。

アウトプットの場として、答案を書く勉強は必須です。書いた後、誰か添削や評価をしてくれる知り合いがいるならお願いするとよいでしょう。

個人的にお願いする人がいなければ、予備校が行っている答案練習会や模擬試験を利用するのが得策です。アウトプットも独学だけというのは難しいでしょう。

法律知識がない人

法律知識がなく、それでも法科大学院には進まず予備試験を目指す場合、独学で合格というのは不可能ではありませんが、かなり難しくなります。

勉強の仕方としては、基本書や参考書を読んで、答案を書く練習をしてみるとよいでしょう。

そうすれば、どの程度内容を理解できているかわかります。参考書は基本的なものも多く出ていますので、適切に選べば初学者でも勉強を始めることができます。

ただ、司法試験予備試験の範囲はかなり広いので、ポイントがまったくわらないまま勉強を進めると基礎知識を理解するまでにかなりの時間がかかります。

予備校の入門講座を利用して、基礎的な法律の勉強をしたほうが、効率的に学習が進むでしょう。