バスケットボール選手の引退後の生活

前例が少ない

日本のバスケットボールのプロ化は、2005年からですので前例が少なく、まだ何ともいえません。

これからプロ選手になる人は、むしろ、引退後の生活も自分たちで切り開いていくことになります。

プロチームの指導者になれるのはごくわずか

アマチュアも含めたバスケットボール選手の場合、現役引退の年齢はさまざまです。実力不足などで契約が打ち切られれば、10代でも現役を引退せざるを得ない一方、30代半ばまで第一線で活躍してから引退する人もいます。

引退後、プロチームや企業チームの監督やコーチになる人もいますが、それは一握りの人たちです。「名選手、必ずしも名監督ならず」という言葉があるように、名選手が名指導者になる保証はありません。

プロチームや企業チームの指導者になれるのは、指導者としての資質に恵まれたり、良いタイミングで指導者の空きができるといった巡り合わせに恵まれた人たちです。

転職する人も多い

企業の社員選手の場合は、現役引退後、社業に専念するケースが多いです。中には、現役引退とともに会社も辞める人がいます。

また、会社の仕事を免除されていた嘱託契約の選手の場合、現役を引退すれば、その企業との契約も切れるのが普通です。そういう人には、サラリーマンや自営業などに転職する人が多いようです。

20代で現役引退した場合はもちろん、30代で現役引退した場合でも、年齢的には転職が可能です。

バスケットボール選手には、体育系の大学を卒業した人が少なくありません。大学時代に教員免許を取得している人の中には、中学や高校の教員になって指導に当たる人もいます。

また、指導力を見込まれて大学の指導者になる人もいます。そういう場合、高校や大学の出身校のつながりで声がかかることが多いようです。

いずれにしろ、30代では現役を引退する選手たちには、引退後の人生の方が長いです。そのため、各チームにおいて、選手に対するキャリア教育や人間教育が実施されています。