プロ野球選手になるには?入団方法やなるまでの道のりを解説

プロ野球入団には、特定の資格や試験があるわけではありません。

ただし、ドラフトやプロテストなど、選手としての実力を示すためにいくつかの方法がありますが、どのルートでも競争は非常に激しいです。

この記事では、プロ野球選手として成功するためにはどのような道のりをたどればよいのかを解説します。

プロ野球選手になるまでの道のり

ドラフト会議で指名される

プロ野球選手になるためには、まず「ドラフト会議」で球団から指名される必要があります。

そのためスカウトの目に留まることが、プロ入りの第一歩となります。

新人選手を発掘するために、スカウトが高校野球、大学野球、社会人野球などで活躍する選手を日頃から注意深く観察しています。

ただしプロ野球選手になる道は人によって異なり、高校から直接プロ入りする選手もいますが、大学野球や社会人野球で実績を積んでからプロ入りを目指すケースもあります。

また、都市部でなく、地方の高校や大学でも大会での活躍がスカウトに注目され、指名される可能性があります。

ただし実際に活躍するためには才能や実績だけでなく、チームワークや人間性も重視されるため、プロ入りを果たすためには努力と根気が求められます。

プロテストを受ける道もある

プロ野球選手になるための別の方法として、各球団が毎年秋ごろに実施する「プロテスト」があります。

このプロテストは、スカウトや推薦によるものではなく、希望者が自ら応募するものです。

1次試験では身体検査や体力テスト、2次試験では守備や打撃、ピッチングなどの実技テストを受ける形式です。

年齢制限やいくつかの応募資格をクリアしていれば、誰でも受験が可能であり、自らをアピールできるよい機会ですが、合格率は低い傾向があります。

プロテストに合格すると、その年のドラフト会議で球団から指名を受け、プロ入りが決定します。

この方法はスカウトされなかった場合や、複雑な経歴を持つ選手にとってのチャンスといえます。

独立リーグからドラフト指名される選手も増加中

近年、プロ野球選手になるための道は多様化しており、その一環として注目されているのが「独立リーグ」からのドラフト指名です。

独立リーグに所属する選手は、シーズン中に給料を受け取りながら試合に参加し、オフには地元企業で働きながら練習を行うことが一般的です。

こうして、選手はプロ野球を目指しながら生計を立てることができます。

プロ野球の球団には「育成枠」と呼ばれる制度があり、独立リーグの選手が育成枠として指名されることが増えています。

また、社会人のクラブチームやアメリカの独立リーグなどからもプロ野球ドラフトで指名される選手が増えています。

これまではスカウトやプロテストに頼るしかありませんでしたが、野球選手を志す人にとってはプロの舞台に上がる機会が広がってきています。

プロ野球選手になるための学校

プロ野球選手を目指すうえで、確実にスカウトの目に留まる方法はいくつかあります。

一つの方法としては、甲子園常連校に入学し、レギュラーポジションを獲得することが挙げられます。

甲子園出場校では高い競技レベルでプレーし、注目を浴びることが期待されます。

野手であれば足が速い、肩が強い、打撃が優れているなどの特長があれば、スカウトの評価が高まるでしょう。

同様に、投手であれば速球や優れた変化球などの特徴が求められます。

ただし、甲子園に出場できなくても、素質や実力がある選手はスカウトによって発掘されることがあります。

スカウトは地方大会や学生野球など、甲子園以外でもさまざまな場所で有望な選手を探しています。

とくに現代では情報が簡単に手に入り、どの高校にいても優れた選手の情報はスカウトに届くことがあります。

そのため、強豪校でなくても「ここで野球がしたい」という気持ちや、自身が成長できる環境を重視して学校を選ぶことも大切です。

プロ野球選手に向いている人

プロ野球選手になるだけでなく、プロ入り後も成功するためには精神面の強さと努力が求められます。

プロ野球は非常に競争が激しく、入団したからといってすぐにトップ選手となることは難しいです。

そのため、持続的な努力や向上心が必要です。

プロ野球選手は長いシーズンや厳しいトレーニングに耐え、怪我や不振などにも対処しながらプレーしなければなりません。

また、成績が良い時も悪い時もあるため、負けず嫌いであることも重要です。

挫折や逆境にも耐え、それを乗り越えて成長することができる選手が、プロ野球の世界で長く活躍できるでしょう。

プロ野球選手に向いている人・適性・必要な能力

プロ野球選手になるまでのルート

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プロ野球選手のキャリアプラン・キャリアパス

プロ野球入り後、1軍で活躍するまでには長い努力や経験が必要です。

多くの選手がプロ入り後、まず2軍で実績を積み、技術や体力の向上を図ります。

2軍での経験は選手の成長にとって非常に重要であり、1軍昇格の機会をつかむためのステップとなります。

また、1軍に昇格しても初めてのうちはベンチ要員や代走、守備固めとしての起用が多いことが一般的です。

徐々に経験を積み、実力を発揮していくことで、レギュラーとしての地位を築く選手もいます。

最終的には1軍での実績や活躍が認められ、トップ選手になることを目指します。

また、成功すればメジャーリーグ挑戦の機会も広がります。

女性でもプロ野球選手になれる?

女子プロ野球の活躍は注目されており、日本女子プロ野球機構(JWBL)が創設されたことで、女性選手もプロとしての舞台を持つことができるようになりました。

現在のJWBLは4球団で構成され、もちろん男子のプロ野球と比べればリーグの規模は小さいものですが、女子プロ野球選手たちがプロとして競技する場が提供されています。

女子プロ野球はスカウトではなく、基本的にトライアウトを受けて入団することが一般的です。

これにより、実力を持つ女性選手がプロ野球の世界でプレーする機会も増えています。

また年俸が1,000万円近い選手もいるなど、女子プロ野球も徐々に人気と認知度を得てきています。

女子プロ野球の選手になるには

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プロ野球選手を目指せる年齢は?

プロ野球選手としてのデビューは大半が20代の前半で行われることが一般的です。

基本的に高校生、大学生、社会人野球や独立リーグの選手がドラフトで指名され、プロ入りすることが多いです。

この時期に実力を示し、プロ野球の世界での経験を積むことが、選手としての成長に繋がります。

年齢制限があるわけではないため、20代後半でプロ入りするケースもありますが、その後の活躍のためにも一般的には若い段階でのデビューがのぞましいです。

プロ野球は激しい競争がありますので、早い段階でのプロ入りがポイントとなります。

プロ野球選手になるにはのまとめ

プロ野球は非常に競争が激しく、実力が全てを決定する世界です。

学生時代やアマチュアリーグでの活躍し、球団スカウトが注目する可能性のある大会やリーグでの実績を上げることが重要です。

また入団後も活躍するためには、野球技術の向上と同時に、情熱と努力を惜しまない姿勢が大切です。