プロ野球選手になるための育成の問題点

少年時代に肩やひじを痛めるケースが多い

小学生や中学生の時に、チームで最も活躍したり、目立った選手が、その後、プロ野球選手になるとは限りません。

むしろ、プロ野球選手に聞いてみると、「小学生の時、僕よりうまい選手が同じチームにもいました」とか、「中学生の時、僕よりバッティングのいい選手と何人も対戦しました」などという人が少なくありません。

また、小学生や中学生の時、チームの指導者や周りの大人たちに、「将来、プロ野球選手になるだろう」と期待された選手には、結局、プロ野球選手になれなかったという人も多いです。

その後、野球をやめってしまったり、他のスポーツに興味をもったというケースもありますが、よく見聞きするのは、肩やひじを痛めたというものです。

何球投げれば肩やひじが痛くなるという目安はない

小さいころから野球の上手な子は、ピッチャーになることが多いです。ピッチャーは、他の選手に比べて、どうしても投げるボールの数が多くなります。

投げるボールの数が増えると、肩やひじへの負担が大きくなります。やがて負担の限界を越えて痛みが出たり、思うように投げられなくなることが多いのです。

野球の障害で多いのは、肩やひじに痛みが出る症状です。「野球肩」や「野球ひじ」と呼ばれます。しかし、何球投げれば、肩やひじが痛くなるかという目安はありません。

投げたボールの数はもちろんですが、その選手の投げ方、試合や練習後のケアのし方、さらには肩やひじの筋肉や腱の強さなどで違ってきます。

肩やひじのケアをしっかりする

肩やひじの故障を防ぐには、子どものころから予防をしっかりすることが重要です。

とくにピッチングをした後は、必ずアイシングをします。氷を袋に入れ、タオルなどでくるんで肩やひじに当てます。投球終了後、10〜20分は冷やします。

自分の肩やひじを触ってみて、硬くなった筋肉や筋があれば、腕や肩を回したり、振ったり、ストレッチングをしてほぐしておきます。硬くなった筋肉や筋を放っておくと、やがて痛みが出ることが多いようです。

肩やひじに痛みや違和感があれば診察を受ける

肩やひじに痛みや違和感があれば、すぐに医者や専門家の診察を受けます。専門家に「休みなさい」と言われれば、キャッチボールも含めて投げることを休みます。

試合があったり、レギュラー争いなどをしていると、どうしても無理をしがちですが、無理をして痛くなったら、野球人生までおかしくなることがありますので、慎重に対応することが大切です。