バリスタの大会

大会の種類

バリスタに関連する大会は、国際的なものから日本国内で開催されているものまで、いくつもの種類があります。

これらの大会は、ただ自分の技術や知識を披露する場としてだけではなく、個々のバリスタの個性を大きくアピールできる場でもあるのが特徴です。ここでは、著名な大会とその概要をご紹介します。

国際大会

世界で唯一のバリスタ世界競技大会が、「ワールド バリスタチャンピオンシップ(WBC)」です。これは、アメリカスペシャルティーコーヒー協会とヨーロッパスペシャルティコーヒー協会の共催で、2000年から毎年、年に1回開催されています。

各国の国代表選手が集結し、しのぎを削る本大会は、準備15分、競技15分、片付け15分と細かく制限時間が設定され、選手は「エスプレッソ」と「カプチーノ」、そして創作ドリンク「シグニチャービバレッジ」の3種類を審査員4名分(4杯)ずつ作ります。

制限時間を過ぎるとペナルティーや失格になるほか、味はもちろんのこと、「作業エリアが整理整頓されているか」「動きに無駄がないか」など、作業内容の適切性、正確性、一貫性まで厳しく審査され、順位が決まります。

2007年にはアジア初となる大会が東京で開催されています。

日本国内の大会

日本におけるバリスタの有名な大会としては、2002年から日本スペシャルティコーヒー協会主催で開催されている「ジャパン バリスタチャンピオンシップ(JBC)」があります。

この大会のルールは、先述した世界大会「ワールド バリスタチャンピオンシップ(WBC)」に則って決められており、予選を勝ち抜いて準決勝・決勝に進むと、WBCと同様の内容で競技が行われます。決勝は全6名で競い、順位が決定します。

JBCの優勝者は、WBCの日本代表として参加することができます。2005年にはWBCシアトル大会で門脇裕二さんが世界2位に、2007年にはWBC東京大会で宮前みゆきさんが女性で初めてWBCに出場し、世界第4位に入賞しています。

ジャパン バリスタチャンピオンシップ

大会に出場する意味

この他にも、ラテアートの実力を競う「ジャパン ラテアート チャンピオンシップ (JLAC) 」や、コーヒー豆の焙煎技術を競う「ジャパン コーヒー ロースティング チャンピオンシップ (JCRC)」など、コーヒーに関する競技大会はいくつも開催されています。

これらの大会は、バリスタとしての知識・技術レベルを客観的に確認する機会であるとともに、他の参加者の個性や表現力に触れることで、いい刺激を受ける場にもなっているようです。

バリスタは、大会に出なければ仕事ができないわけではありませんが、対外的に認められることは、日々上を目指すバリスタにとって大きな自信となるでしょう。