番組制作会社の現状と将来性

視聴率不振の厳しい時代

戦後の日本では、テレビは世間の話題の中心にあるものとして認識されており、人気のドラマや歌番組、スポーツ中継の際には40%を超えるほどの高視聴率を記録することも珍しくありませんでした。

しかし、時代の変化やインターネットの発展とともにテレビ番組の視聴率が振るわなくなり、放送業界にとっては苦しい状況が続いています。

視聴率不振の煽りを受けて予算削減に追い込まれる番組も多く、少しでも安く番組を制作するために、テレビ局から番組制作会社に「下請け」や「孫請け」とも呼ばれる外部発注が増えているのが現状です。

このため、番組制作会社の仕事量は多くどこも忙しい状況が続いていますが、一部の企業では、人手不足で過酷な労働を強いられたり残業時間の長さに見合う待遇が与えられていなかったりという問題も起きています。

番組制作会社への就職を考える人は、給料や残業時間について事前によく確認した上で企業を選ぶことがとても大切です。

プロとして生き残るために

インターネットがなかった時代には、放送免許を所持している放送局以外は公共の場で自作の映像を流す機会がなく、企業や個人が番組を作ってヒットさせるのは実現不能と思われていました。

しかし、インターネットの発展によって、誰もが簡単に動画サイトやHPにコンテンツをアップし、多くの人に自主制作の番組を見てもらうことができるようになりました。

さらに、近年では有料会員に対してオンラインでコンテンツを提供する企業が急増しており、大手の場合は自社でドラマやアニメの独自コンテンツを制作するところもあります。

これからは「誰もが番組を作れ、誰もがそれを見てもらえるチャンスがある」という時代です。

ある意味では、競争相手が非常に多くなった業界ともいえるのです。

番組制作会社の社員が「番組作りのプロフェッショナル集団」として生き残るためには、企画力や発想力、映像センス、編集テクニックなど、卓越した技術を磨き続けることが必要不可欠でしょう。