番組制作会社社員のつらいこと、大変なこと、苦労

激務を受け入れる覚悟を

テレビ番組の制作現場は非常に慌ただしく、スタッフの多くが締め切りに追われながらギリギリのスケジュールで仕事をしています。

とくに、番組作りの司令塔となる立場であるディレクターは不規則な生活となることが多く、企画の提出前や台本作成時、VTRの編集の際には職場に泊まり込んで作業をすることも珍しくありません。

食事抜き、睡眠抜き、お風呂抜きで働くことに抵抗がある人にとっては、厳しい世界ともいえるでしょう。

また、一般的なサラリーマンのように「定時でなるまで」働けばよいわけではなく、あくまでも「番組が完成するまで」が仕事です。

アイディアが浮かばないときや取材相手に断られたときには終わりが見えなくなり、精神的に追い詰められることもあります。

放送業界での仕事という響きから、華やかでクリエイティブで面白い職場というイメージを持つ人もいるかもしれませんが、精神的にも肉体的にもタフでなければ続かない業界なのは間違いありません。

「下請け」「外注」ならではの苦労

番組制作会社の社員がぶつかる大きな壁としては、仕事の発注元である放送局やスポンサーに常に配慮しなければいけないということでしょう。

番組の予算やコンセプトの立案、放送スケジュールの構築などの権利や権限は、全て放送局が握っています。

さらに、民放の場合はスポンサーがからむため、「こういう内容は控えてほしい」「この商品が映像に映るのはNG」という多数のルールもあります。

こうした中、番組制作会社の社員は数々の制約のなかで仕事をすることになるので、ときには思い通りの番組を作ることができずにジレンマを感じることもあるのです。

あくまでも、外部発注や下請けという立場になるため、こうした制約に負けずに自分の思いを形にしていけるしたたかさや我慢強さが必要になることを覚悟しておくとよいでしょう。