ベビーシッターに必要なこと、求められるもの

資格・スキルよりも大切なこと

ベビーシッターは公的な資格が存在しないため、どのような人でもベビーシッターと名乗り、仕事を始めることが可能です。

現在、民間団体が作ったベビーシッター講座や、ベビーシッターの民間資格はあるものの、実際にベビーシッターとして活躍するために、このような講座の受講や資格取得は必須ではありません。

公的な資格がないということは、「気軽に働きやすい」「職業として目指しやすい」というメリットがある反面、おのおののベビーシッターによって、仕事に対する考え方やスキルがバラバラになりがちという面もあります。

しかし、あくまでも、ベビーシッターの大きな役割は「保護者に代わって子どもの安全を守り、成長を手助けすること」です。

そこには「子どもが好き」という気持ちだけでなく、強い責任感を持って子どもを守り、健やかな成長を願う心が欠かせません。

実際には、子どもの食事やお風呂、トイレなどのお世話をしたり、子どもと一緒に遊んだりしますから、育児や保育などの専門知識はもちろん生かせます。

勤務先によっては、保育士資格や幼稚園教諭の免許などを持つ人を優先的に採用することもあります。

しかし、子どもは一人ひとり個性も成長スピードも異なるのが当たり前。

机に向かって学んだことだけを鵜呑みにし、固定観念に捉われたまま子どもと接するよりも、優しさや愛情深さ、気遣い、判断力などを持って、一人ひとりの子どもの個性を認め、きちんと「人間」として接することが大事だといえます。

お客さまの多様なニーズにきちんと応えること

ベビーシッターの大きな特徴は、保育園や幼稚園などの「集団保育」とは異なり、おのおののお客さまの依頼に基づく「個別保育」のサービスを行うことにあるといえます。

ベビーシッターをする時間、曜日、仕事内容など、基本的にすべて、お客さまのニーズに応える形でサービスを提供します。

仕事中は、自分が親になったつもりで真剣に働きますが、あくまでもお客さまの要望に沿って働くことを忘れてはなりません。

ベビーシッターはサービス業ですから、「いかにお客さまを満足させられるか?」ということが大事です。

もちろん、子どもと過ごす時間の中では、自分の判断にで動くことが要求される瞬間も多々出てくるものの、自分勝手な行動をとったり、子どものためにならない考え方をすることは望ましくありません。