派遣やパートとしての勤務が中心
現在のところ、ベビーシッターには民間資格はありますが、公的な資格はありません。
そのため、大学や専門学校などで専門的な勉強をしていない人や、民間資格を取得していない人でも、ベビーシッターになることは可能です。
ベビーシッターは、正社員として企業などに勤めて働く人もいますが、ベビーシッターのサービスを提供する会社に登録をし、派遣されて働いたり、アルバイト・パートとして短時間だけ勤務する人も多くいます。
未経験者の場合は、派遣やアルバイト・パートとして働く人のほうがずっと多いようです。
派遣やアルバイトのベビーシッターとして働くための主な流れ
1.ベビーシッターの求人情報を探して応募する
2.書類(履歴書等)を提出する
3.説明会に参加し、面接を受ける
4.合格後、研修を受ける(1日〜一週間程度)
5.スタッフとして登録されれば、仕事をスタート
ベビーシッターが活躍できる場は?
ベビーシッターは、お客さまのニーズに応じて、さまざまな場所で働きます。お客さまの家を訪れて子どもの面倒を見るだけでなく、ベビーシッターの自宅で子どもを預かるケースもあります。
さらに、民間の託児所や家庭保育園、企業内の託児施設、デパート・ホテル・イベント会場等でも活躍しています。
ベビーシッターの派遣を行う会社はいくつも存在します。求人情報は、これらの会社のWebサイトや求人誌、ハローワークでも見つけることができるでしょう。
また、直接会社に電話をして問い合わせてみるという方法もあります。
試験はある?
ベビーシッターの求人に応募すると、まず「履歴書の送付」を求められ、説明会を兼ねた登録会を行うことが多くなっています。
その場では同時に面接も行われ、希望の勤務条件や経験、資格などについて会社に伝えます。そこで問題がなければ合格となりますが、仕事をスタートする前には、各会社が用意している研修を受けます。
研修では、依頼者のご家庭に向かうときの心構えや態度、注意点などを学び、研修期間は1日〜一週間程度のところが多いようです。
これらの内容をきちんと理解できたらベビーシッターとして登録され、仕事を始めることができます。
資格を取得しておくべき?
ベビーシッターは、仕事としては未経験でも子育て経験があったり、集団保育の経験がある人が優遇されることが多いです。
近年はベビーシッターの需要が高まっているため、経験がなくても採用されることも増えていますが、「子どもの世話をする」というのは、決して簡単なことではありません。
ベビーシッターとして働いてみたいけれど不安もあるという人は、民間のベビーシッター養成講座を受けて基礎的なことを学んでおいたり、ボランティアや短期アルバイトとして保育の現場を経験してみたりすると、安心して仕事を始められるかもしれません。