ベビーシッターの独立開業

誰でも開業することは可能

ベビーシッターは、現在のところ国家資格も存在せず、開業するにあたって必要な登録や認可もありません。

そのため、個人でも比較的開業しやすいことが特徴であり、実際に自分一人だけでベビーシッターサービスを提供している人が増えているようです。

しかしながら、ベビーシッターには「他人の子どもを預かる」という重い責任がのしかかりますし、育児や医療などに関する幅広い知識も求められる仕事です。

お客さまとしては、できるだけ信頼のおける人にシッターを任せたいと考えるのが普通ですから、未経験者がいきなり開業して、経営を成り立たせるのはほぼ不可能だといえます。

まずは保育施設に勤めて集団保育に携わったり、ベビーシッターとしての仕事を実際に経験して、さまざまな子どもの世話をしながら経験を積んでいくことが必要といえるでしょう。

全国保育サービス協会や損害賠償保険へ加入する

ベビーシッター業で開業したい場合は、自らのスキルアップに努めることに加えて、万が一のトラブルに備えておく必要があります。

とくに注意しておきたいのは、損害賠償に関することです。

どれだけ気を付けていても、シッター中に子どもにケガをさせてしまったり、お客さまの私物を壊してしまうという可能性もゼロではありません。

こういった場合、保険に加入していなければ、賠償金のすべてを自分が負担しなければならなくなります。

保険会社が設定する保険もありますが、「公益社団法人 全国保育サービス協会」というベビーシッター業に関わる協会に加入していれば、協会の保険制度を利用することができます。

近年、ベビーシッターのニーズ拡大とともに業界に参入する人が増え、サービスも徐々に乱立し始めています。

この先は「きちんと審査を受けて、協会に入会していること」が、業界内での信頼性という点において、さらに重視されていくものと予想されます。

お客さまからの信頼を得ることができれば、ベビーシッターは自宅で開業したり、お客さまの元へ出張して働くことも可能です。

出張のみで働く場合、設備等の初期投資があまり必要ないため、順調に事業を軌道に乗せていけば大きく稼ぐことも夢ではありません。