アスレティックトレーナーの1日のスケジュール・勤務時間や休日についても解説

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アスレティックトレーナーの業務スケジュール

アスレティックトレーナーの勤務先は多様であり、雇用形態もさまざまです。

そのため前提として、勤務する場所や担当業務によって業務スケジュールも異なります。

ただ、アスレティックトレーナーの働き方を大きく分けると、競技スポーツをするアスリートを担当する場合と、スポーツジムなどの施設で働く場合の2パターンがあります。

前者はプロスポーツや企業スポーツのチームに所属したり、トップアスリートと専属契約を結んで働き、後者はスポーツジムや医療施設などに勤務して、スポーツトレーナーやインストラクターとして活躍しています。

スポーツジムなどの施設で社員として働く場合は、所属先の会社のスケジュールに従って業務を行うことになります。

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実業団チームで働くアスレティックトレーナーの1日

ここでは、実業団チームで働くアスレティックトレーナーの1日を紹介します。

日によって動き方が変わることも多いですが、以下は18:00~20:00の2時間、練習が行われる日のアスレティックトレーナーの業務スケジュールです。

13:00 勤務開始
昼食を済ませたあと、練習中に必要な応急処置の備品などを準備します。
14:00 練習場到着
アスレティックトレーナーは誰よりも早く練習場や競技場に到着し、誰よりも遅く退出するのが基本です。

必ず競技者よりも先に練習場に入ります。

15:00 競技者の体調確認
競技者が集まってきたら、一人ひとりの体調確認をおこないます。

リハビリテーションやそのほかの相談などもこの時間に受けつけます。

17:00 練習準備
競技者は練習中に水分補給が欠かせませんから、スポーツドリンクを大量に準備します。

テーピングが必要な競技者に対応したり、コーチからの連絡事項があればミーティングをおこなったりします。

17:30 軽食
練習中は現場から目が離せないため、練習前に時間があれば軽食をとります。

練習途中の休憩時間に食事をとることもあります。

18:00 練習開始
練習中に競技者が怪我をしたら即座に応急処置ができるように全体に目を配ります。

水分補給やテーピングなど、競技者をサポートするさまざまな対応も仕事の一つです。

20:00 練習終了
競技者やコーチなどによる全体ミーティングに参加し、競技者の体調管理を再度おこないます。
21:00 練習場退出
忘れ物がないように片づけをし、問題もなく無事に練習が終われば、そのまま帰宅します。

他の仕事を兼任する人も多い

アスレティックトレーナーは、「柔道整復師」や「鍼灸師(はり師・きゅう師)」「あん摩マッサージ指圧師」「理学療法士」「教員免許」といった国家資格も保有している人が多いです。

そのため、普段は施術所や医療機関、学校、保健所や福祉施設などで他の仕事をしながら、パートタイムでアスレティックトレーナーの活動をしている人も少なくありません。

その場合は急に予定が入ることもあり、国際大会などに帯同する場合は遠方へ移動することもあるため、勤務先の理解が必要となります。

他の仕事も兼任している場合はほとんど休みがないという人もいますが、収入の面では比較的安定しています。

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アスレティックトレーナーの勤務時間・休日

アスレティックトレーナーの勤務時間

アスレティックトレーナーの勤務時間は、競技スポーツのチームや選手と契約している場合と、スポーツジムや医療施設などに勤務している場合で異なります。

競技スポーツの現場で働くアスレティックトレーナーは、基本的にはチームや選手のスケジュールに合わせて動きます。

日々の練習はもちろん、大会や試合などにも帯同して選手とともに行動するため、勤務時間は不規則です。

一方で、スポーツジムや医療施設などで勤務するアスレティックトレーナーは、従業員としてその施設の勤務時間に合わせてシフト制で勤務するケースが多いです。

医療施設はもちろん、スポーツジムでも24時間営業のところがありますから、その場合は夜勤となる可能性もあります。

アスレティックトレーナーの休日

競技スポーツの現場で働くアスレティックトレーナーの休日は、契約するチームや選手のスケジュール次第です。

スポーツの試合は週末に開催されることが多いため、シーズン中は土日の休みはとりづらいです。

また、特別な大会の開催や選手の怪我といった突発的な事態が発生した場合など、チームや選手の事情によって休日がとれないこともあります。

チームや選手が最優先となりますから、競技スポーツの現場で働くアスレティックトレーナーの休日はあってないようなものです。

医療施設やスポーツジムなどに勤務するアスレティックトレーナーは、その施設のルールに従って休日をとることになります。

一般的には週休1~2日で、夏休みやゴールデンウィークなどの休暇もある程度はとることができます。

アスレティックトレーナーの残業時間

競技スポーツの現場で働くアスレティックトレーナーには、一般の会社員のように勤務時間の定時はありませんから、「残業時間」という概念もあまりありません。

選手の怪我やコンディション面に不安がある場合などは、時間に関係なく対応することになります。

一方で、施設に勤務しているアスレティックトレーナーには定時がありますから、忙しい時期などには残業することもあります。

施設の営業時間が長いため、利用者が途切れなければ作業が終わらずに時間外の勤務となることも珍しくありません。

アスレティックトレーナーは忙しい? 激務?

競技スポーツの現場で働くアスレティックトレーナーが最も忙しいのは、チームの合宿やキャンプなどの遠征に帯同するときです。

合宿やキャンプでは一日の練習時間が長く、選手も練習で体を追い込むために故障をする可能性も高まります。

選手たちと同じ宿舎に泊まるため、練習以外の時間帯にも選手たちが部屋にやってきてコンディション面の相談に乗ったり、マッサージをしたりする場合もあります。

一方で、施設で働くアスレティックトレーナーはスポーツ指導の他にも事務作業などの業務が多くあるため、激務と感じる人もいます。

スポーツジムなどの場合は、週末や祝日、夏休みやゴールデンウィークなどの長期休暇がとくに繁忙期となります。

アスレティックトレーナーの休日の過ごし方

競技スポーツの現場で働くアスレティックトレーナーの休日は、チームの移動日や練習が休みの日です。

そのためシーズン中の休日は不定期で、その競技のシーズンオフにまとまった休暇をとる場合が多いです。

休日の過ごし方としては、プライベートでも選手と交流をもつアスレティックトレーナーもいます。

施設で勤務するアスレティックトレーナーの休日は、シフトに合わせて週1~2日ほどあります。

アスレティックトレーナーは自らの肉体も鍛えておく必要があるため、休日にトレーニングを行う人も多いです。

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