女性のアートディレクター

女性のアートディレクターは少ない

広告業界全体では女性より男性の方が多いものの、グラフィックデザイナーやコピーライターでは男女比はそれほど差のあるものではありません。

しかし、アートディレクターでは、女性の比率はぐっと低くなります。

アートディレクターは、いわば社内のグラフィックデザイナーをまとめる管理職のような立場であり、デザイナーとして数年間活躍し経験を積んだ人が、満を持して就く職種であるといえます。

女性特有の結婚、出産というライフスタイルの変化の中では、時間が不規則になりがちなグラフィックデザイナーの仕事を長年務めること自体がなかなか難しいもの。

そのため、結果的にアートディレクターへのステップアップが叶わないことが多いのではないでしょうか。

第一線で活躍する女性アートディレクター

そんな状況の中でも最近、女性アートディレクターの活躍には目覚ましいものがあります。2名の注目人物をご紹介しましょう。

森本千絵

武蔵野美術大学を卒業後、株式会社博報堂に入社し、2006年に最年少で東京ADC会員に。2007年に独立し、「goen°」(ゴエン)を設立しました。

SONY企業広告、サントリー缶コーヒー広告のほか、Mr.Children、AKB48、ゆずなど有名ミュージシャンのアートワークとPV演出も数多く手がけています。

また、NHK朝の連続ドラマ小説「てっぱん」のタイトル、NHK教育「おかあさんといっしょ」のぬいぐるみ人形劇「モノランモノラン」など、テレビの世界でも活躍し、数々の受賞歴を誇っています。

吉田ユニ

女子美術大学卒業後、日本を代表するアートディレクター、クリエイティブディレクターである大貫卓也氏が主宰する「大貫デザイン」に入社。

ラフォーレ原宿25周年キャンペーン、新潮文庫「Yonda?」キャンペーンなどの制作に携わりました。

2007年の独立後も広告デザイン、プロダクトデザインなど各方面で活躍し、CDジャケットデザインではV6、木村カエラ、AKB48などを手がけています。