アートディレクターとクリエイティブディレクターの違い

両者は混同されやすい職種

大手広告代理店など、規模の大きな会社では、クリエイティブディレクターとアートディレクターの両者が在籍しています。

中規模までの会社ではどちらかの職種の人が両者の業務をすべてカバーしているケースが多いため、この2つの職種は混同されやすく、またグラフィックデザイナーとの違いもわかりにくいと感じる人が多いようです。

職種によって求められる能力や責任が変わり、また会社の規模(在籍スタッフの職種)により責任の所在が変動すると考えられます。

どちらも在籍する会社の場合

クリエイティブディレクターはチームの総責任者であり、アートディレクターの上司にあたると考えてよいでしょう。

デザイン、コピーライティング、写真、イラストなどのクリエイティブ全般の企画、管理を行います。

大きなプロジェクトの場合、平面媒体だけでなく映像やWebなどの媒体もトータルで受け持つことや、イベントまで含めた宣伝活動すべてをまとめて受け持つこともあります。

クリエイティブディレクターがいる会社では、アートディレクターはビジュアルの企画、管理に徹する形になるため、複数のグラフィックデザイナーのクリエイティブを取りまとめる仕事がメインです。

また、その人の技量によっては写真やイラストまで受け持つこともあります。

クリエイティブディレクターとアートディレクターの責任範囲は担当者によって異なりますが、最終的に責任を負うのはクリエイティブディレクターということになります。

クリエイティブディレクター不在の会社の場合

大手でない会社の場合、平面、映像、Web、イベントのすべてにまたがるほど大きなプロジェクトをまるごと受注することはめったにないため、クリエイティブディレクターの職種自体にそれほどニーズはありません。

このような会社では、基本的にビジュアルに関するデザイン、写真、イラストをアートディレクターが受け持ち、コピーライティングやブランディングに関する部分をコピーライターが受け持つことが多いようです。