あん摩マッサージ指圧師に必要なこと、求められるもの

心の触れ合いを大切にできること

あん摩マッサージ指圧師は、専門的な「手技」を用いて、人の身体の調子を整えていきます。

この手技は、勉強や練習を続けることでどんどん上達が望めますが、実はもう一つ、あん摩マッサージ指圧師にとって非常に大切なのは「心」の持ち方です。

不思議に思うかもしれませんが、あん摩マッサージ指圧師の治療では、「患者さんを助けたい」「痛みをとってあげたい」という思いが患者さんに伝わることで、治療効果がアップするといわれています。

逆にいえば、いくらあん摩マッサージ指圧師が素晴らしい技術を持っていても、「心」をおろそかにしているようでは、治療の効果は減ってしまうといえます。

治療では、衣服の上からとはいえ、直接患者さんの身体に触れていきます。ですから、患者さんもあん摩マッサージ指圧師の気持ちを、自然と察知できるのかもしれません。

あん摩マッサージ指圧師は、どんなに忙しくても、疲れていても、いつでも患者さんのことを思いやることが大切です。

どんな人とも対等に、誠実に接すること

あん摩マッサージ指圧師は、毎日たくさんの患者さんと接します。その中には、少し気難しい人や、何となく相性が合わないなと感じる人との出会いもあるかもしれません。

しかし、そこで「この人は好きじゃないな」という個人的な感情は絶対に出してはいけません。

お金をいただくわけですし、どの患者さんも症状に悩み、助けを求める思いであん摩マッサージ指圧師の元を訪れているのです。

そんな患者さんを裏切ることなく、誰に対しても対等に、そして誠実に対応することが大事です。

責任の重みを感じ、努力を続けること

近年、街にはマッサージサロンやボディケアの店があふれているため、マッサージに対して「気軽に受けられるもの」というイメージを持つ人が増えているかもしれません。

しかし、あん摩マッサージ指圧師は、医師など他の医療職と同様に「人の健康を預かる」という重要な役割を担っています。

もし、あん摩マッサージ指圧師が適当な治療を行えば、患者さんの身体は悪い方向に傾いてしまう可能性もあるのです。

この仕事は、国家資格を取得したらゴールではありません。「人を助けたい」という気持ちを忘れずに、日々努力とスキルアップを目指す気持ちが求められます。