アニメーターの大変なこと、苦労

求められる絵を描くこと

アニメーターは、好きなものだけを描けばいいというわけではありません。また、作品によって毎回違うニュアンスの絵を描くのは、考えている以上に大変なことです。

難しい絵の場合はなかなか上手く描けず、何度もやり直しとなってしまうこともあります。どんな絵でも文句なしに描けるようになるまでには時間がかかります。

しかし、経験を重ねていけば、困ったときでもどこをどうすればうまく描けるが自然とわかるようになります。絵のセンスアップと上達のためには、日々の練習が欠かせません。

スピードも重視される

表現力や、指示に対して的確に描ける画力はもちろんですが、それと同じくらい重視されるのが作業スピードです。

1つのアニメーションを作るのには、何千、何万という数の絵を必要とします。ですから、集中してどんどん絵を完成させていく力はとても重要になるのです。

さらに給料が歩合制である以上、描くスピードが速くなればなるだけ、たくさんの仕事がこなせて給料も多くもらえます。

ただし、雑な仕上がりの場合はやり直しとなって余計時間がかかることもあるため、丁寧さとスピードのバランスが大切です。

生活が安定しない

アニメーターを夢みていたけれど、いざその生活がスタートすると現実の厳しさを感じて辞めてしまう人も少なくありません。

毎月安定した固定給がもらえる大手制作会社に就職できる人は一握りで、多くのアニメーターは1枚200円といった単価の安い仕事をひたすらこなしています。

経験を積めば少しずつ単価の高い原画の仕事ができるようになりますが、なかなか芽が出ないと収入も増えず、精神的にも体力的にもつらくなってしまう人が多いようです。

アニメーターは、たしかに楽な仕事ではありません。努力や我慢も必要ですし、大きなチャンスを掴むためにはもらう仕事をこなすだけでなく、自分から積極的に行動する姿勢も必要です。