アクチュアリーの起業、独立、開業

日本で独立する人はまだまだ少ない

現在、日本国内のアクチュアリーのほとんどは、生命保険会社や損害保険会社などの企業や団体、官公庁などに所属して働いているとされています。

近年、急速にニーズが高まっているものの、まだまだ有資格者(正会員)の数は少なく、有能なアクチュアリーを求める企業等も多くあります。

一方、アクチュアリーという職業が日本以上に認知されている欧米諸国では、独立し、自ら事務所を開いて仕事をするアクチュアリーも珍しくはないようです。

今後、日本でもアクチュアリー正会員の数が増えるに従って、独立・開業する人が増えるなど、働き方にも変化が見られることが予想されます。

実力をつけてからの独立が一般的

日本でも、すでにアクチュアリーが起業し、代表を務めている会社は複数あります。

しかし、この世界で起業する人は一般的に、保険会社や信託銀行、コンサルティング会社等で経験を積み、知識やノウハウを蓄えたうえで起業に踏み切っています。

どれだけ大学や大学院で数理の勉強をしたとしても、アクチュアリーは業務を通じて覚えることも多いため、実務未経験者がいきなり独立というのは、ほぼ不可能に近いといえるでしょう。

実際、ある程度の年齢になってから独立という人が多いようです。

少なくとも、アクチュアリー資格試験に合格し正会員となっておくことは、正しく仕事をするためにも、クライアントからの信頼を集めるためにも不可欠といえます。

また、独立後、円滑にビジネスを進めていくためには、会社に勤務している時代に業界関係者やクライアントとの関係をしっかりと築いておくことも重要です。

企業の財務やリスク管理、退職金や企業年金制度のコンサルティングなど、アクチュアリーが活躍できる領域は多様化しています。

独立するとなれば、企業に勤めているとき以上に実力が問われますが、成功すればたくさんの人の役に立てるのみならず、大きな収入を得ることも夢ではありません。